2002 Fiscal Year Annual Research Report
看護分野における国際協力活動の基準作成に関する研究-効果的な協力活動のための業務評価枠組みの開発-
Project/Area Number |
13672493
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Research Institution | Kanagawa Prefectural College of Nursing and Medical Technology |
Principal Investigator |
田中 博子 神奈川県立衛生短期大学, 助手 (50279791)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
柳澤 理子 三重県立看護大学, 助教授 (30310618)
森 俊江 群馬大学, 医学部・保健学科, 教授 (90150846)
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Keywords | 国際看護 / 国際協力 / 青年海外協力隊 / アセスメント |
Research Abstract |
本研究は、看護分野での国際協力のおける目標達成のための活動が継続されることをねらいとし、発展途上国において国際看護活動を展開している団体では最も多い青年海外協力隊看護師隊員を対象とした。 平成13年度は、アジアの一国の青年海外協力隊看護職隊員の活動報告書を用い、過去17年間にわたり歴代隊員が実施してきた活動内容を抽出、分析した。その分析結果を参考にし、新任の隊員が着任後に活動の具体的目標並びに方向性を見出すために効果的となるアセスメント枠組み第一次試案を作成した。次に、2年間の活動を終えた帰国隊員に第一次試案に関する有用性や改良点に関する具体的意見の収集を目的として面接調査を実施した。この結果、アセスメント枠組みの活用について赴任後の任国および現場把握、活動目標の設定に当り効果的であるとの意見が得られ、またアセスメント枠組み第一次試案の構成項目・内容に関しても任地の実情に即した意見を収集することできた。それらの意見を盛り込みアセスメント枠組み第2次試案を作成した。 平成14年度には、赴任直後の現場での活用状況、活用上の問題点把握のため第2次試案を平成14年7月に各国に赴任した青年海外協力隊看護職隊員21名(13カ国)に対し各種研修や生活環境の整備を終え、気候・文化・生活面全般へ適応したと思われる時期をふまえて郵送した。現在、対象者の一部からのデータ回収に留まっており、継続してデータ・回収、分析を行っている。
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