2002 Fiscal Year Annual Research Report
インターネットによる生涯を通した食教育プログラムの構築
Project/Area Number |
13680149
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Research Institution | Shiga University |
Principal Investigator |
堀越 昌子 滋賀大学, 教育学部, 教授 (30024970)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岸田 恵津 兵庫教育大学, 学校教育学部, 助教授 (70214773)
増沢 康男 兵庫教育大学, 学校教育学部, 教授 (30119622)
久保 加織 滋賀大学, 教育学部, 助教授 (10190836)
細谷 圭助 和歌山大学, 教育学部, 教授 (10135824)
中西 洋子 京都教育大学, 教育学部, 教授 (50116290)
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Keywords | 食教育 / 生涯教育 / インタネット教育 / 食教育プログラム / 到達段階別食教育 |
Research Abstract |
インターネットによる生涯を通した食教育プログラムの構築をめざし、またいつでもどこでもアクセス可能な生涯を通じた食教育内容にすることを目標に、初年度(平成13年度)は全体構想の構築とインターネット教育の内容を仕上げるために必要な基礎的な調査、学習、基木的プランニングを行った。その結果は家政学会誌に投稿し、第1報、第2報としてまとめ発表した。 第2年度(平成14年度)は、インターネットによる生涯を通した食教育プログラムの領域ごとの内容づくり作業を中心に行なった。ホームページ化していくために、初年度調査結果と基本プランに基づいて、食教育プログラムの内容を精選し、その構築を集中的に行なった。また到達段階別に独習が可能なように、内容を段階別に配置する必要があるので、その内容の配置の検討も行なった。また各段階ごとのレベル判定のための設問も盛り込んだ。具体的な作業としては、共同研究者ごとに担当分野を決めて、内容を構築していった。増沢・細谷は、栄養教育分野・食品教育分野・中西は食品衛生教育分野、堀越は食事量教育・健康管理教育分野、岸田。・久保は調理技術教育分野を担当した。その基本構想について、雑誌「家庭科教育」に「生涯を通した食教育をめざして」と題してまとめた。 ホームページ化は、専門家に依頼して作業を進め、第2年度で「インターネットによる生涯を通した食教育プログラム」のおおよその骨格は作ることができた。しかし分野によって完成度に差があるので、最終年度の平成15年度は、本プログラムの細部点検と充実、全体のバランス・統一をはかっていく予定である。また次年度は本プログラムを使用して教育効果を検証していく予定である。
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[Publications] 増沢康男, 岸田恵津, 久保加織, 堀越昌子, 細谷圭助, 中西洋子, 成瀬明子: "学習者の視点を取り入れた食物教育に向けてのアンケート調査-学校教育にのぞまれているもの-"日本家政学会誌. 53・1. 65-77 (2002)
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[Publications] 岸田恵津, 増沢康男, 久保加織, 堀越昌子, 中西洋子, 成瀬明子, 細谷圭助: "学習者の視点を取り入れた食物教育に向けてのアンケート調査-若年男女及び中年男性における基本的な調理の取得について-"日本家政学会誌. 53・1. 79-88 (2002)
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[Publications] 堀越昌子: "生涯を通した食教育をめざして"家庭科教育. 76・10. 6-10 (2002)