2003 Fiscal Year Annual Research Report
教師の国語科授業力を自主的に伸長させる研修プログラムの開発に関する研究
Project/Area Number |
13680318
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Research Institution | Fukuoka University of Education |
Principal Investigator |
中谷 雅彦 福岡教育大学, 教育学部, 教授 (60274396)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
楢原 義顕 宮崎大学, 教育文化学部, 助教授 (10145401)
白石 壽文 佐賀大学, 名誉教授 (50033569)
前田 眞證 福岡教育大学, 教育学部, 教授 (70116664)
渡辺 春美 沖縄国際大学, 総合文化学部, 教授 (10320516)
堀 泰樹 大分大学, 教育福祉学部, 教授 (10219206)
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Keywords | 国語科授業力 / 国語教育個体史 / 国語教育実践史 / 国語教材把握力 / 国語科授業構想力 / 国語科授業実践力 / 国語科授業評価力 / 野地潤家博士 |
Research Abstract |
来年度の本格的な研修の実施に向けて、国語科授業力の伸長を促す研修プログラムを一層具体化した。研究業績としては、下記の三点が挙げられよう。 (1)主体的に国語科授業力を高める研修プログラムを半日公開し、高い評価を得る----平成15年8月22日午後に、福岡県下の中・高等学校教諭や福岡市教育センター指導主事など11名の方を招いて、趣旨を説明し、研修プログラムへの質疑に答え、さらに国語科授業力伸長の研修にテレビ会議システムを実地に用いて、その有効性を体験してもらった。来年本格実施されれば、是非受講したいとの声が聞かれた。 (2)実行プランの検討----主体的に国語科授業力を高める研修プログラムを実行プランにするための検討会を持って、研修プログラムを柔構造化することとした。したがって、(1)受講者一人ひとりの国語教育実践史を時期区分して略述してもよいが、簡単な口頭発表にしてもよく、(2)自らが選んだ領域の診断表に記入し、自己採点した結果を合計してレーダーチャートを作り、自己の国語科授業力の長短を見直すことも、そのような意欲を湧かせるだけでも十分意味のあることである。(3)研修プログラムを受講しながら授業者自身がかけがえのない国語の授業創造の担い手であることの自覚を促すが、それを理論的に説くことはしなくてもよく、(4)研修後に、自らにも、学習者にも新鮮な国語の授業創出に努め、文章化して講師の助言を仰いで伸び続けるようにするが、あくまで主体性を尊重する。 (3)放送大学方式の録画どりを試み、講師の教育話法を練り上げる契機にした。
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Research Products
(5 results)
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[Publications] 楢原義顕, 前田眞證: "国語科授業力に培う教員研修プログラムの構想"国語科教育研究論叢. 第3号. 162-169 (2003)
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[Publications] 前田 眞證: "文学授業力診断項目改善の課題-散文(物語・小説)領域のばあい-"国語科教育研究論叢. 第3号. 210-218 (2003)
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[Publications] 前田 眞證: "望ましい書き手を育てる作文指導の構想-芦田恵之助を手がかりにして-"月刊 国語教育研究. 第38巻・375集. 28-33 (2003)
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[Publications] 前田 眞證: "国語科授業力診断表作成の課題-文学(散文)教育領域のばあい-"教育実践研究. 第12号. 15-22 (2004)
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[Publications] 前田 眞證: "総合科目「現代を学び現代に生きる」の構想と実施"教員養成大学としての教育のあり方 第1分冊. 第5号. 1-10 (2004)