2002 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
13680365
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Research Institution | University of Human Environments |
Principal Investigator |
文野 峯子 人間環境大学, 人間環境学部, 教授 (10310608)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
福永 由佳 国立国語研究所, 日本語教育部門, 研究員 (40311146)
岡 良和 人間環境大学, 人間環境学部, 助教授 (00213918)
石上 文正 人間環境大学, 人間環境学部, 教授 (80184505)
林 さと子 津田塾大学, 学芸学部, 助教授 (50228574)
浜田 麻里 大阪大学, 留学センター, 助教授 (80228543)
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Keywords | 地域のキーパーソン / 半構造化インタビュー / 学習者と環境との相互作用 |
Research Abstract |
平成14年度は,以下の3点に関わる作業を行った. 1.インタビュー調査実施のための態勢作り 東京地区外に在住かつ留学生以外の日本語学習者を対象としたインタビュー調査実施に向けて 2.日本言語政策学会第一回大会における研究発表 3.企画推進のためのグループ内ミーティング(14年度は東京で3回行った.) 以下1,2についてその内容を報告する. 1について 留学生以外の多様な日本語学習者を対象としたインタビュー調査,特に東京地区外に在住の学習者を対象とした調査は本研究の中心課題であり,その実現に向けた1の作業は今年度の主活動となった. 昨年の活動から,調査協力依頼の前の段階で,依頼を予定している機関の教育担当者やその地域のキーパーソンと本研究グループとが十分な意思疎通を図る必要があることがわかった.そこで今年度は,神奈川県,新潟県,福岡県,沖縄県の4地域において,依頼予定の機関や地域の代表者と話し合いを行った. 話し合いでは,本研究の趣旨説明だけでなく,インタビューが学習者,インタビューを担当する協力者,学習者と協力者の関係などにどのような意味を持つかなども議論された.4ヵ所の話し合いの結果,来年度は,福岡県と沖縄県で調査を実施することが決まった. 上記4ヵ所1こおける話し合いを通して,インタビュー調査実施の際に研究者が留意すべき多くの点が明らかになった.これらの点は,今後の調査研究に有益な示唆となると思われるため,最終年度(来年度)の報告書に詳しくまとめる予定である. 2について 去る平成14年12月1目に桜美林大学で行われた「日本言語政策学会第一回大会」において,本研究グループは「日本語学習支援システムの構築と言語政策-日本語学習者と学習環境との相互作用調査から-」というタイトルで研究発表を行った. なお,研究分担者によるインタビュー調査は適宜行いデータの蓄積を図った.
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