2003 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
13680365
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Research Institution | University of Human Environments |
Principal Investigator |
文野 峯子 人間環境大学, 人間環境学部, 教授 (10310608)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
浜田 麻里 大阪大学, 留学生センター, 助教授 (80228543)
岡 良和 人間環境大学, 人間環境学部, 助教授 (00213918)
石上 文正 人間環境大学, 人間環境学部, 教授 (80184505)
福永 由佳 国立国語研究所, 日本語教育部門, 研究員 (40311146)
林 さと子 津田塾大学, 学芸学部, 助教授 (50228574)
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Keywords | 学習者と環境との相互作用 / 半構造化インタビュー / 同心円図 |
Research Abstract |
本年度は最終年度にあたるため,最終成果報告書の作成に向けて以下の作業を行った。 1.一昨年,および昨年に引き続きデータの蓄積を図る。 九州および沖縄地区の日本語学習者対象のインタビュー調査を,調査協力者の協力を得て実施した。 2.これまでに収集したインタビュー・データを,メンバー全員が共有できる形態に整える。 インタビュー録音テープの文字化(1名平均約100分,現在30本分完了) 調査票の図式化:全36名分を同心円図に記述。ワード形式で作成。 3.報告書作成に向けた話し合い(7回) 研究目的,研究姿勢,分析の視点の確認,資料解釈の共有,報告書の分担の確認 【目的等確認事項の内容】 ・本調査は将来の大規模な調査のための基礎研究とすること ・調査はデータの量の確保よりも個別性,多様性を前提とした質的調査,分析であること ・インタビュー調査と並行して調査票や調査方法の検討を主目的のひとつとしたこと ・電子媒体による視覚的な記述(同心円図)の作成と精緻化を図ったこと 4.報告書の作成 調査協力者を得るための研究会,調査準備のための地域日本語教育コーディネーターとの話し合い,調査実施,調査結果等調査に関わる一連の活動やその成果から得られた知見を報告書にまとめた。 報告書は,総論と各論に分けた。総論で本調査の理論的枠組みを含む調査全般およびその結果について述べ,各論では研究分担者が調査結果を各々の視点から報告をした。 なお,各論に研究分担者以外で本研究の調査票を用いて実施したインタビュー調査協力者(沖縄グループ)からの報告を加えた。
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