2002 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
13770213
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Research Institution | Kyushu Women's Junior College |
Principal Investigator |
北田 豊治 九州女子短期大学, 体育科, 講師 (00321282)
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Keywords | セルフエフィカシー / 運動実行段階 / 運動行動 |
Research Abstract |
本研究は定期的な運動の実施状況と意識を運動実行段階(Stages of Exercise Behavior Change)によって分類し,運動実行段階の各ステージと運動に関するセルフエフィカシー(Self-efficacy)との関連を明確にすることを第一の目的とした.さらに初回調査より一年後の追跡調査により,運動実行段階のステージの変化とライフスタイル等の背景要因との関連を明らかにすることを第二の目的とした.調査対象者は福岡県N市在住の20歳代後半から60歳代前半の一般成人であった.対象者の抽出は住民基本台帳により無作為に行い初回調査、追跡調査ともに記入漏れのない100名を分析対象とした。結果は初回調査が無関心群(12.1±4.9)、関心群(15.1±5.5)、準備群(15.2±5.8)、実行群(17.8±6.2)維持群(22.4±5.4)であり運動実行段階のステージが高いほどセルフエフィカシーが高いことが示された(p<.001)。追跡調査においても無関心群(12.1±5.0)、関心群(14.5±5.6)、準備群(14.7±2.9)、実行群(21.0±2.8)維持群(21.4±5.0)であり運動実行段階のステージが高いほどセルフエフィカシーが高いことが示された(p<.001)。一年後の追跡調査時に運動実行段階のステージが上昇していた者は全体の28.0%であり、下降していた者は12.0%であった。全体の60.0%の者は一年後もステージが全く変化していなかった。ステージの変化とセルフエフィカシーと比較すると、ステージ上昇群(4.4±6.2)、停滞群(-0.6±4.8)、下降群(-4.9±6.1)であり、運動実行段階のステージの上昇に伴いセルフエフィカシーも増加していることが示された(p<.001)。
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Research Products
(1 results)