2005 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
14104015
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
山口 朗 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (00142430)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
勝部 憲一 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 講師 (20233760)
坂本 啓 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 助手 (00302886)
柴田 恭明 長崎大学, 大学院医歯薬学総合研究科, 助手 (80253673)
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Keywords | 骨芽細胞 / 骨形成 / 骨再生 / Runx2 / 間葉系幹細胞 / BMP / アフリカツメガエル / 軟骨内骨化 |
Research Abstract |
A)両生類骨格形成の解析 ・カエルの軟骨内骨化の遅延に関するBanded Hedgehog(Bhh)の役割を検討した。カエルでは軟骨・骨髄境界部からやや離れた軟骨細胞でBhhが発現し、軟骨に接する骨髄部の間葉系細胞には標的遺伝子であるPatchedおよびGliの発現がみられなかったため、Bhhのシグナルが骨髄の間葉系細胞に伝達されていないと考えられた。(Biochem Biophys Res Commun 328:867-873,2005)。 ・イモリの大腿骨を組織学的に解析した結果、イモリでは軟骨内骨化が確認できた。 ・カエル大腿骨における血管分布を解析するための基礎実験を行なった。 B)骨芽細胞の分化を調節する転写因子群の機能の解析 ・骨芽細胞の分化過程及び骨形成過程Notchシグナルの重要性を明らかにした(J.Biol.Chem. 280:15842-15848,2005) ・NotchのEGFリピートの役割を明らかにした(Exp Cell Res 302:281-291,2005)。 ・Msx2がBMP-2の骨芽細胞の分化を促進し、脂肪細胞の分化を抑制することを明らかにした(Mol Cell Biol. 25:1971-1979,2005)。 ・Runx2欠損細胞株を樹立し、Runx2非依存的な骨芽細胞分化を解析する基盤を構築した。 ・骨芽細胞で特的にNOVまたはdominant negative Notchを発現するtransgenic miceを作成し、現在解析中である。 C)骨再生に関する研究 ・骨再生過程におけるNOVの役割を解析中である。
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[Journal Article] CCAAT/enhancer binding protein β isoform, LIP, regulates commitment of osteoblasts and adipocytes.2005
Author(s)
Hata K, Nishimura R, Ueda M, Ikeda F, Matsubara T, Ichida F, Hisada K, Nokubi T, Yamaguchi A, Yoneda T
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Journal Title
Mol Cell Biol. 25
Pages: 1971-1979
Description
「研究成果報告書概要(和文)」より
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