2005 Fiscal Year Annual Research Report
地域博物館のグローバル連携が創り出す歴史教育事業の可能性:移民社会を発信源として
Project/Area Number |
14201024
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
東 自由里 立命館大学, 産業社会学部, 教授 (80269795)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
リム ボン 立命館大学, 産業社会学部, 教授 (10202409)
大津留 智恵子 (北川 智恵子) 関西大学, 法学部, 教授 (20194219)
出口 剛司 立命館大学, 産業社会学部, 助教授 (40340484)
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Keywords | ミュージアム / 復興 / 都市計画 / 記憶 / 歴史 / 負の遺産 / 破壊 / 教育事業 |
Research Abstract |
当該研究プロジェクトは、最終年度のため、研究代表者、及び分担者はそれぞれ次の研究プロジェクトを視野にいれて研究活動を行う。研究代表の東自由里は2005年5月にゲルニカ平和ミュージアム(スペイン)で開催された国際平和ミュージアム学会と国際博物館協会(ユネスコ本部、ICOM)の分科委員会である「公共に対する犯罪犠牲者追憶のための記念博物館国際委員会」(ICMEMO)との共催で行われた国際会議で発表する。ゲルニカではICMEMO委員会の会合も行われ、関連テーマを共有する欧州の特に館長を中心とした歴史博物館関係者たちとの学術的交流をもつ機会を得ることができた。国際会議での発表は、ゲルニカ平和ミュージアムの編集によって著書になることが決定している。 3月には、在外研究でフランクフルト大学に客員研究院として滞在中の分担者である出口剛司との研究会及びドレスデンの視察と資料収集のために、リム、東は渡欧する。ドレスデンは冷戦終結がするまで旧東ドイツ側に属する。そのため、旧西ドイツとは対照的に最近になって歴史を見直す動きがでてきている。3月は、ドレスデン在住のザクゼン記念財団の代表者、創設者でもあるノーバート・ハッセ博士の案内で、ハッセ氏の財団が運営しているいくつかの主要な歴史博物館視察することになっている。今年度も、これまでと同様に、文献資料では得がたい貴重な学術的交流をフィールド・ワーク及び人的交流を積極的に行ってきたといえよう。
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Research Products
(6 results)