2003 Fiscal Year Annual Research Report
日本・中国・ヨーロッパ文学における絵入本の基礎的研究、及び画像データベースの構築
Project/Area Number |
14201049
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Research Institution | Jissen Women's University |
Principal Investigator |
渡辺 守邦 実践女子大学, 文学部, 教授 (00074930)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
横井 孝 実践女子大学, 文学部, 教授 (60166866)
影山 輝國 実践女子大学, 文学部, 教授 (50152608)
仲町 啓子 実践女子大学, 文学部, 教授 (80141125)
島 高行 実践女子大学, 文学部, 助教授 (80264571)
佐藤 悟 実践女子大学, 文学部, 教授 (50178729)
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Keywords | 義経記 / 舞の本 / 芥子園画伝 / 正本製 / 草双紙 / 浮世絵 / 画題 / 仙人 |
Research Abstract |
四年計画の二年目として以下のような研究が行われた。 (1)『義経記』『曽我物語』『太平記』などの絵入版本写真の収集とその挿絵の相互関係の研究。 (2)「舞の本」の挿絵に関わる研究 (3)『芥子園画伝』諸本の研究 (4)奥村派における仙入画像の研究 (5)草双紙の挿絵に関する研究 (6)ヨーロッパ文学における挿絵と出版の研究 (7)画像データベースの研究 (1)については、『義経記』の挿絵の変化からみた義経像の変貌を看取することができ、『曽我物語』の挿絵については他のジャンルの挿絵との相互の影響関係に注目している。(2)については「石投げ」につづき、景清像の変貌についての研究が行われた。(3)は昨年度に引き続き、諸本の検討が行われた。(4)については仙入画像の影響関係がさらに研究された。(5)については『正本製』の挿絵における照明がどのように描かれているかという研究と、草双紙における画題の研究が行われた。(6)については文献的な調査がさらにおこなわれるとともに、オランダ・フランスの研究者との連携がはかられた。(7)については鈴木春信の画像資料の収集が行われた。 このほか来年度の国際シンポジウムの準備が進展した。以下の要領で開催される。 日時 平成16年7月29日〜8月1日 会場 仙台市立博物館ホール 出席者 国内30名 国外10名
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