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2002 Fiscal Year Annual Research Report

東アジア社会の法と近代化-法整備支援と法の支配可能性の検証-

Research Project

Project/Area Number 14202001
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (A)

Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

棚瀬 孝雄  京都大学, 大学院・法学研究科, 教授 (80022424)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 松岡 久和  京都大学, 大学院・法学研究科, 教授 (30165782)
寺田 浩明  京都大学, 大学院・法学研究科, 教授 (60114568)
芝池 義一  京都大学, 大学院・法学研究科, 教授 (90025164)
季 衛東  神戸大学, 大学院・法学研究科, 教授 (70224889)
和田 仁孝  九州大学, 大学院・法学研究院, 教授 (80183127)
Keywords近代化 / グローバライゼーション / 法整備支援 / 法の支配 / 法変容 / 中国 / アジア / 紛争事例
Research Abstract

本年度は、4年継続の研究初年度に当たり、調査を方向付ける理論的な枠組みの検討と、調査のフィージビリティを確かめるための予備調査に当てた。月に1〜2回の頻度で研究会を開き、とくにアジア法研究で調査実績のある複数の大学から中核研究者を呼んで話を聞き、議論を重ねた。また中国の研究者を呼んで、農村部における基層選挙の調査や、物権法改正の試み・信用供与の実情について報告を受けた。
12月には、ベトナムで行われた「法改革と民主化における農村郷約の役割」、また1月には、カンボジアでの「憲法制定と民主化」の各シンポジウムにそれぞれ参加した。アジア社会に法の支配を確立する過程での法整備支援の役割と、それぞれの社会が抱えている優先課題や固有の政治的・文化的資源の活用について、現地の学者と膝をつき合わせて議論する中で多くのものを学んだ。
2月には、紛争事例の予備調査を中国山東省で行った。これは、社会の中での法の実際の働きを捉えるために、紛争を捕まえ、その中で当事者や紛争解決に当たる人がどう行動し、どう発言したのか詳細な観察を行う人類学的方法である。ただ、現地の大学を通して正式に調査の許可を得ていたし、こちらからも中国語に堪能な大学院生を派遣して、現地調査者と緊密な打ち合わせを行い調査に臨んだが、自由な調査が困難であり、掘り下げが難しかった。3月には、さらに、われわれが山東大学を訪問し、中国の研究者と現在進行している法改革について議論を行ったほか、弁護士事務所、裁判所、環境保護局を訪問し、調査を行った。また、その後北京市に行き、清華大学で2年度目以降の本調査の協力可能性を打診し、好意的な返事を得た。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 玉田 芳史: "カンボジア憲法10周年記念シンポジウム傍聴記"名古屋大学法政国際教育協力センターニーズレター. No.10(予定). (2003)

URL: 

Published: 2004-04-07   Modified: 2016-04-21  

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