Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
秋元 和實 熊本大学, 沿岸域環境科学教育研究センター, 助教授 (70222536)
野村 律夫 島根大学, 教育学部, 教授 (30144687)
安田 尚登 高知大学, 海洋コア研究センター, 教授 (90175646)
尾田 太良 東北大学, 大学院・理学研究科, 教授 (60108454)
加藤 道雄 金沢大学, 大学院・自然科学研究科, 教授 (10093741)
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Research Abstract |
日本産有孔虫種の模式標本画像化と主要種の分類学的整理に向けて,調査と研究を行い,以下の成果を得た. 1.日本産有孔虫種に関する文献データベースについてデータの修正・追加を行い,2397件の論文データをインターネットで公開している. 2.東北大学で開催の微化右サマースクールを機に研究打合せを行い,その成果に沿って,3月に仙台市において放散虫研究者との合同研究集会を開催した.有孔虫関係の参加者は40名,講演は2件のポスター発表を含む18題で,最新の標本観察機器のデモ展示を交えて,提供された有孔虫研究の多彩な話題をもとに活発な意見交換を行った.さらに,また,放散虫との合同シンポジウムとして,古海洋学,標本管理とデータベース構築などの共通する話題および微化石研究全般の将来展望などについて討議した. 3.ニュースレター6号(5月)と7号(3月)を刊行し,研究の進捗状況その他を掲載した. 4.東北大学・国立科学博物館などにおいて,未発見の模式標本類を捜索した. 5.低真空SEM・デジタルHDマイクロスコープにより画像データを作成して,データベースに新規データとして組み込み,インターネットでの試験公開を続行した. 6.古生物学会例会(2月,京都大)において模式標本データベースの現状を報告した.対象となる20以上の研究機関の1049種のうち,所在が確認されたのは約60%である,7.試験公開中の模式標本画像データベースインターネット版について,本格的公開に向けて準備するとともに,報告書にむけて印刷版を作成している.
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