2003 Fiscal Year Annual Research Report
特殊教育用ブロードバンド対応コンテンツと高度アクセシビリティ支援ツールの開発
Project/Area Number |
14208020
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Research Institution | The National Institute of Special Education |
Principal Investigator |
中村 均 独立行政法人国立特殊教育総合研究所, 情報教育研究部, 研究部長 (00106155)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
渡辺 哲也 独立行政法人国立特殊教育総合研究所, 情報教育研究部, 研究員 (10342958)
大杉 成喜 独立行政法人国立特殊教育総合研究所, 情報教育研究部, 主任研究官 (10332173)
棟方 哲弥 独立行政法人国立特殊教育総合研究所, 情報教育研究部, 研究室長 (70229938)
小野 龍智 独立行政法人国立特殊教育総合研究所, 情報教育研究部, 主任研究官 (50359121)
渡邉 章 独立行政法人国立特殊教育総合研究所, 情報教育研究部, 研究室長 (50175080)
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Keywords | 特殊教育 / アクセシビリティ / ネットワーク / ブリードバンド / アシスティブ・テクノロジー |
Research Abstract |
前年にひきつづき、ブロードバンド配信と高度アクセシビリティに関する評価項目の策定のための調査を行った。具体的には、1)Boston University、Massachusetts Institute of TechnologyおよびGeorgia Institute of Technologyにおいて高度なアクセシビリティ達成をするための主に、聴覚を用いた情報提示手法に関する動向調査、資料収集ならびに協議資料収集ならびに担当教官と意見交換を行った。2)Centre for Learning Technologies(CLT)Lab, Ryerson University, Adaptive Technology Resource Centre, University of Toronto, Closing the Gap Conferenceにおいて最新の情報関連支援機器の状況について調査と協議を行った。3)California State University Northridge校において障害者とテクノロジーに関する研究の動向に関する資料収集を行った。 これらの調査結果を検討する中で、障害のあるユーザーがブロードバンド配信される教育用コンテンツを利用する場合には、従来、教育用コンテンツには考慮されてこなかった触覚や力覚、あるいは、両耳聴取による立体感の情報伝達など、高次臨場感通信の要素が重要であると考えた。この観点から、評価用コンテンツの試作にあたっては、コンテンツ情報を多感覚様相的に再現する手法を取り入れた設計を採用した。 なお、前年度に運用準備に至った研究用ブロードバンド配信のためのWebサーバ並びに、動画配信サーバを拡張し、実験用コンテンツの試験的な配信を行った。
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Research Products
(5 results)
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[Publications] 中村 均: "日本における障害のある子どもの教育的支援と情報手段の活用"世界の特殊教育. 18. 11-13 (2004)
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[Publications] 小野龍智, 渡邉正裕, 磯田真一: "米国におけるアシスティブ・テクノロジーセンターと大学の障害学生サポートプログラムについての報告"世界の特殊教育. 18. 41-49 (2004)
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[Publications] 渡辺哲也, 指田忠司, 長岡英司, 岡田 伸一: "視覚障害者のインターネット利用状況とその課題-ユーザ調査とPDF文書のアクセシビリティー"ヒューマンインタフェース学会論文誌. 6・1. 139-146 (2004)
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[Publications] 藤芳衛, 渡辺哲也: "視覚障害情報処理技術の最新動向(2003年)視覚障害者のための情報処理技術の研究動向"視覚障害. 190. 39-54 (2004)
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[Publications] Ohuchi, Makoto, Iwaya, Yukio, Suzuki Yoiti, Munekata, Tetsuya: "Prototyping of Sound VR Game for Children with Visual Impairment"Proceeding of the poster session on Utilozation od ICT and educational support for children with disabilities, Japan.. 39 (2003)