2005 Fiscal Year Annual Research Report
特殊教育用ブロードバンド対応コンテンツと高度アクセシビリティ支援ツールの開発
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14208020
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Research Institution | The National Institute of Special Education |
Principal Investigator |
中村 均 独立行政法人国立特殊教育総合研究所, 教育研修情報部, 部長 (00106155)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
棟方 哲弥 独立行政法人, 国立特殊教育総合研究所・企画部, 総括主任研究官 (70229938)
大杉 成喜 独立行政法人, 国立特殊教育総合研究所・教育研修情報部, 主任研究官 (10332173)
渡邉 章 独立行政法人, 国立特殊教育総合研究所・教育研修情報部, 総括主任研究官 (50175080)
小野 龍智 独立行政法人, 国立特殊教育総合研究所・教育研修情報部, 主任研究官 (50359121)
渡邉 正裕 独立行政法人, 国立特殊教育総合研究所・教育研修情報部, 研究員 (80321595)
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Keywords | 教育学 / ブロードバンド / 特殊教育 / アクセシビリティ |
Research Abstract |
教育の情報化政策によって各教室へのインターネットの接続が可能になるという計画が進められてきた。特殊教育分野においては、障害のある児童生徒が、インターネットを利用上の障壁を感ずることなく利用するため方策(以下、アクセシビリティの確保という。)と教育用コンテンツの開発が火急の課題となっている。申請者らは既に、平成12年度・13年度の文部科学省「教育用コンテンツ開発事業」に参画し、特殊教育、特別支援教育の指導に役立つWeb教材の開発(本研究代表者中村均が開発チームリーダー)をテーマに取り組みを開始しており、その成果を既に公表した。今回の研究は、その成果をもとに、ブロードバンドへの対応を含めて、内容を格段に進展させることで、障害のある児童生徒の指導に有効なWeb教材コンテンツを構築し、合わせて、より高度なアクセシビリティを実現するツールの開発によって、特殊教育における情報教育、あるいは情報化を格段に推進させることを目的としている。 本年度は、高度アクセシビリティ支援ツールの改善と評価作業として、ICAD(International Conference on Auditory Display)においてアクセシビリティ関連の資料収集を行うとともに、視覚障害、知的障害を対象とした支援ツールについて検討した。また、コンテンツ配信に必要なサーバー機能の検討を進めた。具体的には、視覚障害対応として、昨年度から取り組んできたVRMLによる視覚的なコンテンツを力覚フィードバック装置であるPHANToMを応用して認知するためのコンテンツ製作及びシステムの改善を行って、視覚障害者による評価を実施した。また、知的障害へのアクセシビリティのツールとしてパーソナルロボットを用いることに着目して、これについてネットワークを通じて遠隔で操作する手法の検討を行った。これらを研究成果報告書にまとめた。
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Research Products
(3 results)