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2002 Fiscal Year Annual Research Report

創造性が持続する安全都市としての復興のための研究

Research Project

Project/Area Number 14209006
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

橋本 毅彦  東京大学, 先端科学技術研究センター, 教授 (90237941)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 公文 俊平  国際大学, グローバルコニュニケーションセンター, センター長(研究職) (80012318)
岩崎 敬  (株)岩崎敬環境計画事務所, 主任研究員
村上 陽一郎  国際基督教大学, 文学部, 教授 (40012504)
笹井 宏益  国立教育政策研究所, 生涯学習研究部・社会教育研究室, 統括研究官 (10271701)
林 春男  京都大学, 巨大災害研究センター, 教授 (20164949)
Keywords自己組織化 / コミュニティ / 危機 / 安全 / 地域通過 / テロ / 近代 / 情報化
Research Abstract

0.研究環境の設定:情報共有による相互認識環境
異分野の研究者の相互認識の向上をはかるための、インターネット双方向ポータルサーバーを設置した。最新情報の確認が容易となるような機能を追加し、次年度以降の運用に備えた。
1.知恵時代の都市の命題(位置づけと機能)の整理
研究過程でのキーワード「自己組織化」から、都市コミュニティの未来を検討した。近代コミュニティとして意味づけられるゲゼルシャフトも、本来の人間性とは異なるとすると、そこに新たなコミュニティを見いだす事が可能となる。一方過去のコミュニティにある、参加性、自立性と相互性は、現代のコミュニティで失ったものであり人間本来の姿を示している。自己組織化状態には、シナリオを書く姿勢、自分以外の環境とのコラボレーションが存在する。つまり、自分と外界とのシステムの接続性が重要となる。この視点で生まれたキーワードは、地域通貨、知恵時代のNGO、など。
2.知恵時代の都市パターン(形式と規模)の整理
ローマ時代から現代まで、都市の発展は、人口規模の歴史である。人口数万の都市は様々な技術により、数百万人以上の人口を支える事が可能となった。その意味でも機械時代の都市は、技術によって支えられた。自然を排除した都市は、基本的な矛盾をはらんでいる。ゲゼルシャフトに対する人間的な根幹のような視点が新しい課題として見えてくる。人間スケール、コミュニティの自立性がキーワードとなる知恵の都市と、国土、国際関係などのスケールとの関わりを創り出すためのシステムが必要となる。これを生命体との比較から、細胞、組織、臓器、システム、生体に準ずるレベルを都市空間を見直した。これまでの研究から、デザイン、マネージメント、コントロール、プロダクトといったそれぞれの都市の意味を、物理的な条件から整理を行った。
3.知恵時代の新たな危機の想定
知恵時代の都市の意味は、コミュニケーションの自由性と蓄積性である。しかしテロ活動からの安全確保は、必然的に自由な移動やコミュニケーションを妨げる。これは、都市機能を放棄するという矛盾となる。自己組織化を行う都市は、小さなシステムと大きなシステムのコミュニケーション構造が成立しているはずである。そこにシステムの内部にある自浄作用は、ハッカーのようなテロ活動を自然に阻止ついていく。

  • Research Products

    (8 results)

All Other

All Publications (8 results)

  • [Publications] 岩崎 敬: "知恵時代の生涯学習プログラムの意味:スマートコミュニテイコアの提案1"月刊社会教育. 02-03. (2002)

  • [Publications] 岩崎 敬: "知恵時代の生涯学習プログラムの意味:スマートコミュニテイコアの提案2"月刊社会教育. 02-09. (2002)

  • [Publications] 笹井 宏益: "Funding of Lifelong Learning : Japanese Experience"Integrated Approaches to Lifelong Learning. 312-331 (2002)

  • [Publications] 林 春男: "新しい道路課題としての帰宅困難者問題"道路. 738. 24-27 (2002)

  • [Publications] 林 春男: "三宅島の復興に向けて"都政研究. 7. 4-9 (2002)

  • [Publications] 公文 俊平: "e-Japan戦略の歴史的意義"Hyper Flash. Vol.25. (2002)

  • [Publications] 村上 陽一郎: "「安全工学から学ぶリスクマネジメント」(医療リスクマネジメントに向けて(15))"医学のあゆみ. 201-4. 281-283 (2002)

  • [Publications] 村上 陽一郎: "生命を語る視座-先端医療が問いかけること"NTT出版. 230 (2002)

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Published: 2004-04-07   Modified: 2016-04-21  

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