2005 Fiscal Year Annual Research Report
南アジア近代における「民主主義と開発」の歴史的研究-東アジア・モデルとの比較-
Project/Area Number |
14209016
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Research Institution | Ryukoku University |
Principal Investigator |
長崎 暢子 龍谷大学, 国際文化学部, 教授 (70012979)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
清川 雪彦 一橋大学, 経済研究所, 教授 (60017663)
絵所 秀紀 法政大学, 経済学部, 教授 (10061243)
若林 正丈 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (60114716)
杉原 薫 大阪大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (60117950)
吉田 修 広島大学, 大学院・社会科学研究科, 教授 (60231693)
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Keywords | インド / 民主主義 / 開発 / 東アジア・モデル / 南アジア / 中印比較 / ガンディー / 労働の質 |
Research Abstract |
2005年度はこれまでの研究のまとめの年度であった。各人は基本的に論文執筆に従事し、その他は以下のような編集会議を兼ねた研究会を行った。さらに、10月4日-5日と12月2日-3日には編集会議も行った。 10月3日16時〜18時、龍谷大学深草校舎紫英館において、Tirthankar Roy教授(Professor,Gokhale Institute of Politics and Econoics, India)が「インドの経済発展に関する研究再考-ジェンダーと工業化-」について報告し、加藤剛(龍谷大教授)がディスカッサントとして国際セミナーを行った。 12月3日14時45分〜18時、龍谷大学深草校舎紫英館において、Aditya Mukerjee(Professor Modern Indian History, Jawaharlal Nehru University)が「インドにおける民主主義を伴う開発戦略の政治経済学的分析 ネルー主義的コンセンサスから経済改革へ」について報告し、ディスカッサントとして清川雪彦(一橋大経済研究所教授)、また、Mridura Mukerjee(Professor, Modern Indian History,Jawaharlal Nehru University)が「民主主義、非暴力、紛争解決:インド解放闘争の経験から」について報告し、吉田修(広島大教授)がディスカッサントとして国際セミナーを行った。 長崎はまた、12月16日〜21日まで、インドのプネーにて補完的調査と編集の相談を行った。近藤は、ニューデリーにおいて、ムカジー教授と来年度インドにおける商業出版の相談を行った。 これらの編集作業の結果、Nobuko Nagasaki(ed.),Democracy and Development in South Asia-East Asian Comparative Perspectives-, Kyoto: Ryukoku University, 2005, 281頁が刊行された。これは、来年、インドの商業出版社(Sage Publications)から、さらに改訂をくわえ、出版する予定である。
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