2002 Fiscal Year Annual Research Report
欧州諸国における農業組織の発展と人材開発・確保に関する国際比較研究
Project/Area Number |
14252009
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
稲本 志良 京都大学, 農学研究科, 教授 (80026468)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石田 正昭 三重大学, 生物資源学部, 教授 (80144228)
横溝 功 岡山大学, 農学部, 教授 (00174863)
佐々木 市夫 帯広畜産大学, 畜産管理学科, 教授 (70125384)
小田 滋晃 京都大学, 農学研究科, 助教授 (70169308)
桂 瑛一 大阪府立大学, 農学生命科学研究科, 教授 (70035989)
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Keywords | マシーネンリンク / 共同組織マネジャー / 人材開発・確保 / 農協組織専門経営者 / 農業・農村構造政策 / 自営農業経営者 |
Research Abstract |
本研究の目的は、今後のわが国農業・農村において、その多岐にわたる変革を担う主体としての農業諸組織の発展、また、これらの農業諸組織間の連携に関して、多様な農業諸組織が発展し、また、それらを担う人材の開発・確保について、注目される経緯と実績をもつ欧州諸国に注目して、実証的研究を行うことであり、理論的検討及び現地調査を必要とする。そこで、本年は国内での2回の研究会の開催による討論と併せて、10月から3月にかけて、各課題の担当者が、フランス・ドイツ・オランダ・スウェーデン・オーストリアを調査対象国として海外学術調査を実施した。国内の研究会においては、第1回では本研究全体の課題と方法及び各課題の位置づけ等と、本年度海外調査研究のための事前打ち合わせ、第2回では海外調査研究結果の報告と討論を行った。海外学術調査においては、実施計画のとおり、農業諸組織(現場・中央団体・連合会等)、政府機関(中央・地方)、大学・研究所等を訪問し、聞き取り、資料・文献収集を行った。以上の研究調査により、本年は主に下記の3点についての研究を進めた。第一は、マシーネンリンクを中心にした共同組織マネジャーの人材開発・確保と組織・制度に関しての先進欧州諸国の現状把握と理論的整理である。第二は、欧州諸国における農業・農村構造政策とそこにおける人材開発・確保の目標及び制度・政策の位置づけに関する現状把握と理論的整理である。第三は、農協組織専門経営者・職員の人材開発・確保と組織・制度に関しての先進欧州諸国の現状把握と理論的整理である。第四は、欧州諸国における自営農業経営者の人材開発・確保と組織・制度に関する現状把握と理論的整理である。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] 稲本 志良: "欧州の共同組織マネジャーの人材開発・確保と組織・制度に関する分析"農林業問題研究. (発表予定).
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[Publications] 桂 瑛一: "欧州における農業・農村構造政策と人材開発・確保の制度・政策に関する分析"農林業問題研究. (発表予定).
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[Publications] 小田 滋晃: "欧州の農協組織専門経営者の人材開発・確保と組織・制度に関する分析"農業経営研究. (発表予定).