2003 Fiscal Year Annual Research Report
欧州諸国における農業組織の発展と人材開発・確保に関する国際比較研究
Project/Area Number |
14252009
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
野田 公夫 京都大学, 農学研究科, 教授 (30156202)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
桂 瑛一 大阪府立大学, 名誉教授 (70035989)
横溝 功 岡山大学, 農学部, 教授 (00174863)
小田 滋晃 京都大学, 農学研究科, 助教授 (70169308)
高田 理 神戸大学, 農学部, 教授 (90171446)
佐々木 市夫 帯広畜産大学, 畜産管理学科, 教授 (70125384)
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Keywords | 農業経営者 / 教育 / 普及 / 農業組織 / 農民組合 / 人材開発・確保 |
Research Abstract |
調査研究開始2年目に当たる本年は、前年度の調査研究で得た情報や資料の整理を行いつつ、国内での3回の研究会の開催による討論と併せて、11月から3月にかけて、各課題の担当者が4班編成で、オランダ・フランス・ドイツ・デンマーク・スウェーデンを調査対象国として海外学術調査を実施した。国内の研究会においては、第1回では前年度の調査研究の成果の確認と本年度の研究課題と方法及び各課題の位置づけ等と、本年度海外調査研究のための事前打ち合わせ、第2回では3週間に渡るオランダ・フランス・デンマークでの海外調査研究結果の報告と討論を行った。第3回では、第2回の研究会の結果を受け、残り3班の海外調査研究のための具体的な事前打ち合わせを行った。海外学術調査においては、実施計画のとおり、農業諸組織(現場・中央団体・連合会等)、政府機関(中央・地方)、大学・研究所等を訪問し、聞き取り、資料・文献収集を行った。以上の研究調査により、本年は主に下記の3点についての研究を進めた。第一は、農業経営者の教育・養成のための制度や組織に関しての先進欧州諸国の現状把握と理論的整理である。第二は、個別農業経営を様々な側面から支援する農業改良普及センターや農業会議、農協・農民組合やその連合会等関連組織・団体の役割や機能及びそこにおける人材開発・確保に関する先進欧州諸国の現状把握と理論的整理である。第三は、特に先進欧州諸国における農業経営の財務会計的側面を支援する農業関連組織や団体、民間機関、銀行における具体的な支援の現状とその理論的整理である。これらの調査研究を進めるために、可能な限り様々な経営形態の個別農家への現地踏査と聞き取り調査も併せて実施した。
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