2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
14310033
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Research Institution | Tokyo National Museum |
Principal Investigator |
山本 勉 独立行政法人国立博物館東京国立博物館, 事業部・教育普及課, 教育普及室長 (00150037)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
丸山 士郎 独立行政法人国立博物館東京国立博物館, 文化財部展示課, 平常展室主任研究員 (20249915)
澤田 むつ代 独立行政法人国立博物館東京国立博物館, 文化財部保存修復課, 環境保存室長 (40215918)
岩佐 光晴 独立行政法人国立博物館東京国立博物館, 事業部情報課, 図書・映像サービス室長 (10151713)
浅見 龍介 独立行政法人国立博物館東京国立博物館, 事業部事業企画課, 出版企画室長 (30270416)
和田 浩 独立行政法人国立博物館東京国立博物館, 文化財部保存修復課, 環境保存室研究員 (60332136)
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Keywords | 彩色 / 仏像彫刻 / 神像彫刻 / 肖像彫刻 / 蛍光X線分析 |
Research Abstract |
平成16年度は、彫刻作品の調査と、関連する絵画作品の調査を実施した。 彫刻作品については、平安時代、鎌倉時代の仏像・神像彫刻の調査を行った。造像銘記等により製作時期が判明する、あるいはそれらに準ずる史料類から製作時期を特定しうる、平安時代ないし鎌倉時代の規準的作品に加え、技法的に特色ある作品の調査を、各地に調査旅行を行ってすすめるとともに、東京国立博物館に所蔵されている、あるいは出品された重要な彫刻作品についても随時調査対象に加えた。その成果の一部を山本が東京国立博物館研究誌『MUSEUM』に、丸山が『東京国立博物館紀要』に公刊した。調査にあたっては、彫刻史的データの採集と詳細な写真撮影を徹底して彫刻史の基礎資料を充実させたことはいうまでもないが、これに加え、可能なかぎり蛍光X線分析装置による調査を実施して、彩色顔料にふくまれる元素など科学的データの蓄積をはかった。絵画史研究者、染織史研究者との共同調査に際して討議を行なうことによって、彫刻における彩色表現について、今後検討すべき各種の問題をうかびあがらせることもできた。 絵画作品は、東京国立博物館所蔵国宝十六羅漢図など代表的な作品について、彫刻作品と同様の科学的方法をふくむ調査を行ない、彫刻作品との比較資料をえることにつとめた。 調書・写真類の整理は、以上の調査によってえられたもののほか、研究代表者、同分担者のもとに既存の資料もあわせて継続中である。
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Research Products
(2 results)