2003 Fiscal Year Annual Research Report
「美的なもの」の教育的影響に関する理論的・文化比較的研究
Project/Area Number |
14310114
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
今井 康雄 東京大学, 大学院・教育学研究科, 助教授 (50168499)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
樋口 聡 広島大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (30173157)
鈴木 晶子 京都大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (10231375)
佐藤 学 東京大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (70135424)
藤川 信夫 大阪大学, 大学院・人間科学研究科, 助教授 (10212185)
真壁 宏幹 慶応義塾大学, 文学部, 助教授 (90229328)
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Keywords | 教育 / 美 / 文化比較 / 身体 / 教育哲学 / ミメーシス |
Research Abstract |
2003年6月 東京大学にて研究会を開催。佐藤学・今井康雄編『子どもの想像力を育む--アート教育の思想と実践』(東京大学出版会、2003年3月刊)の合評会。 2003年9月 目白大学で開かれた教育思想史学会第10回大会においてコロキウム「ミメーシス・美・身体--人間形成論への新たな接近」を開催。企画者は今井康雄。発表者はChristoph Wulf(ベルリン自由大学教授、東京大学客員教授)、樋口聡がコメント。 2003年10月 京都大学で開かれた教育哲学会第46回大会においてラウンドテーブル「美的人間形成論の日独比較」を開催。企画者は今井康雄。発表者はChristoph Wulfと今井康雄。 2003年12月 京都大学にて研究会を開催。コロキウム、ラウンドテーブルでの成果を踏まえ、Wulf教授を囲んで集中的な討論。 2004年3月 東京大学にて研究会を開催。最終年度の国際シンポジウムと報告書に向けての各メンバーの報告と検討。 なお、2003年5月には、今井がチューリッヒ造形大学主催のシンポジウム"Japan zwischen Inszinierung und Aneignung"に招かれ、講演'"Kata'(Muster) und die aesthetische Konstruktion des Ich im japanischen Kontekst"およびそれに基づいたコロキウムをチューリッヒにて行った。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] 今井康雄: "メディアとしての「国語」--西尾・時枝論争を読みなおす"森田尚人・森田伸子・今井康雄編『教育と政治--戦後教育史を読みなおす』勁草書房. (2003)
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[Publications] 西村拓生: "「美しい仮象の国」はどこにあるのか?--シラーの『美育書簡』をめぐる、仮象の人間形成論のための覚書"矢野智司・鳶野克己編『物語の臨界--「物語ること」の教育学』世織書房. 277-308 (2003)
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[Publications] 西村拓生: "教育における「公」と「私」をめぐるアリストテレス"山崎高哉編『応答する教育哲学』ナカニシヤ出版. 121-140 (2003)
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[Publications] シュスターマン(樋口聡訳・解題): "美学的問題としての「娯楽」"第53回美学会全国大会・報告書. (印刷中).