2004 Fiscal Year Annual Research Report
ベトナムに関する日本人類学研究の総括と現地への発信
Project/Area Number |
14310149
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Research Institution | Toyo University |
Principal Investigator |
末成 道男 東洋大学, 社会学部, 教授 (20054570)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中西 裕二 福岡大学, 人文学部, 教授 (50237327)
宮澤 千尋 南山大学, 人類学研究所, 助教授 (20319289)
樫永 真佐夫 国立民族学博物館, 民族社会研究部, 助手 (10342643)
川上 郁雄 早稲田大学, 日本語研究教育センター, 教授 (30250864)
李 鎮栄 名桜大学, 国際学部, 教授 (30269170)
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Keywords | ベトナム / 人類学 / データベース / 対外発信 / unicode / 学術フロンティア / 文献目録 / 国際フォーラム |
Research Abstract |
全体の研究会を三回(5月22日〜23日;7月11日;1,月23日〜24日)東洋大学で開催し、データベース作成に関し、候補リストの再チェック、寄せられた解題につき意見を交換し分量および内容についての検討をおこなった。総数1400件にのぼったが、網羅的に収集しているわけではないので、一定の基準により選定する必要がある。入力に関する技術的問題としては、unicodeを使ったWindowsXPが普及し、ベトナム語声調表記についてはほぼ解決した。ただし、ベトナムにおいては、まだ大半がWindows98で、VietKeyなどが使用されていて、読めないが、いずれunicode系に収斂すると予想されるので、規定方針どおりとした。対外発信の方法については、本学アジア文化研究所で5年計画で進めている文部科学省の学術フロンティア「東アジア・東南アジア諸国にみる経済発展と都市化による伝統文化の変容」において、ANSWERという大容量データ処理の可能なHPが構築、公開されており、ベトナム語も使用可能であるので、そちらにアップロードすることにし、試験的に作成データの未定稿解題を除いた部分をアップした。したがって、逐次、完成部分を掲載してゆけば、現地に於いてもその成果を利用し、気付いた点についての意見を寄せることが技術的には可能である。数名の作業部会を二回(4月10〜11日;10月27〜28日)東洋大学で開き、計画についての意見の交換および解題校訂作業を行った。 本学アジア文化研究所の学術フロンティアにおいて、「経済発展と都市化に伴う伝統文化の変容」というテーマのもとに、国際フォーラムが開かれたので、ベトナム班との共催の形で、ベトナムより2人の研究者を呼び、本学において講演会(11月27日)と研究会(11月28日)、大阪国立民族博物館と共催の国際フォーラム「ベトナムにおける市場経済化と習俗の変化」を開催した。
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Research Products
(7 results)