2005 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
14310154
|
Research Institution | Hitotsubashi University |
Principal Investigator |
吉田 裕 一橋大学, 大学院・社会学研究科, 教授 (20166979)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
糟谷 憲一 一橋大学, 大学院・社会学研究科, 教授 (80143345)
池 享 一橋大学, 大学院・社会学研究科, 教授 (20134885)
渡辺 治 一橋大学, 大学院社会学研究科, 教授 (70013026)
加藤 哲郎 一橋大学, 大学院・社会学研究科, 教授 (30115547)
李 成市 早稲田大学, 文学部, 教授 (30242374)
|
Keywords | 日本史 / 朝鮮史 / 歴史認識 / 日朝関係史 / 日韓歴史共同研究 / 国際情報交換 / 韓国 |
Research Abstract |
1.平成16年度に引き続き分担研究者が、それぞれの分担研究を推進するために、韓国及び日本各地において史料調査・収集を行った。 2.分担研究者が集う共同研究会を3回開催し、日本史、朝鮮史、日朝関係史に関する報告・討論を行った。また研究の総括に向けて分担研究者による会議を3回行った。 3.共同研究の総括と、韓国の日本史・朝鮮史研究者(ソウル大学校を中心とする研究者)との研究交流のために、2005年8月26日から28日までの3日間、ソウル大学校エンジニアハウスを主会場として日韓歴史共同研究プロジェクト第8回シンポジウムを開催した。第3回シンポジウム以来、日韓両国における歴史研究の現状と課題に関して相互に認識を深めるため、日本史、朝鮮史、日朝関係史上の重要な論点を逐次取り上げて、率直に議論をおこなっていくことを課題とする方針により、シンポジウムは実施されてきており、今回も、この方針にそって準備と当日の報告・討論が行われた。第8回シンポジウムにおいては、日本側2本、韓国側3本の報告を用意した。日本側の報告は、月脚達彦「朝鮮開化派の東アジア認識」、半澤健市「日本財界人の戦争認識-太平洋戦争を中心に-」である。 4.シンポジウムを通して、日韓両国の研究者のあいだで、「東アジア世界」という視座を設定して、日本社会と朝鮮社会を比較するという方法が有効なことを確認しあうことができた。今後も比較研究をさらに推進・深化させるべく、平成18年度に向けて「日本・朝鮮間の相互認識に関する歴史的研究」という共同研究を立ち上げることとなった。 5.糟谷憲一が編集担当となり、第8回のシンポジウムの報告集を作成し印刷した。
|