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2002 Fiscal Year Annual Research Report

近現代西洋史における「第三の道」論の史的展開に関する研究

Research Project

Project/Area Number 14310176
Research InstitutionChiba University

Principal Investigator

南塚 信吾  千葉大学, 文学部, 教授 (50055315)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 雨宮 昭彦  千葉大学, 法経学部, 教授 (60202701)
御子柴 道夫  千葉大学, 外国語センター, 教授 (10219610)
小澤 弘明  千葉大学, 文学部, 教授 (20211823)
藤井 真理  千葉大学, 文学部, 助教授 (70323384)
岩田 昌征  千葉大学, 法経学部, 教授 (60125284)
Keywordsヨーロッパ / 社会民主主義 / キリスト教 / ユーラシア / 社会福祉 / 資本主義 / 共産主義
Research Abstract

本年度は、1)まず第1に、「第三の道」論に関する資料を収集することに力を注いだ。とくに小澤弘明はオーストリアに行って、オーストリアおよびヨーロッパにおける「第三の道」論に関する資料の収集を行った。
2)と同時に、日本内外の専門家を招いて、以下のようなシンポジウムや研究会を行った。
(1)2002年11月4日ハンガリーよりセゲド教育大学のビーロー・ゾルターン教授を招いて、ハンガリーにおける「第三の道」論についてのシンポジウムを千葉大学において行った。
(2)2002年11月29日オーストリアよりグラーツ大学のヘルムート・コンラード教授を招いて、オーストリアにおける「第三の道」論の研究会を行った。
(3)2003年2月24日に、桜美林大学の大木昭男教授を招いてロシア、スウエーデン、オーストリアにおける「第三の道」論についてのシンポジウムを行った。
3)研究の過程で、アジアに関しても「第三の道」論が展開されていることを知り、2003年3月には朝鮮・日本研究者に依頼して、韓国における議論と資料の調査をしてもらった。
4)以上の作業により、当面、近現代ヨーロッパにおける「第三の道」論は、想像以上に重要な役割を演じてきていることが判明した。それは、社会主義、社会民主主義や、経済的諸政策や、政治的諸方策の下に流れる文明論的な意味を持って議論されているからである。そういう意味では、宗教的な要素が重要な役割を演ずることはうなずけるが、それ以外にも思考方法や社会的編成などにも注目して行かなければならないと考えられる。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 雨宮 昭彦: "消費からみる「労働者」"歴史学研究. 増刊号. 88-96 (2002)

URL: 

Published: 2004-04-07   Modified: 2016-04-21  

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