2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
14310180
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Research Institution | Kyoto Prefectural University |
Principal Investigator |
河村 貞枝 京都府立大学, 文学部, 教授 (70111911)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
渡辺 信一郎 京都府立大学, 文学部, 教授 (10031618)
渡邊 伸 京都府立大学, 文学部, 助教授 (70202413)
岡本 隆司 京都府立大学, 文学部, 助教授 (70260742)
上田 純一 京都府立大学, 文学部, 教授 (90176587)
小林 啓治 京都府立大学, 文学部, 助教授 (60221975)
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Keywords | 公共性 / 国境 / 外交 / 通商 / 交易 / 交通 |
Research Abstract |
本年度は5回にわたる共同研究会を通じて、「公共性」の理論面の検討と、昨年に続いての比較考察の基礎となる各地域の実態分析を行った。 まず5月に第1回の研究会を開催し、本年度の研究計画の実行案を検討した。今年度の目標を「公共性」の理論的な考察をすすめること、ヨーロッパ史を中心的な題材にすること、さらに昨年度の継続となる各自の各地域での研究計画を決定し、それに応じて在外研究の予定・必要文献の購入計画などを策定した。 7月に第2回の研究会を開催し、日本と西洋の関係、および西洋近代について理解をふかめる目的の研究会を開くことを決定し、11月に横浜に調査を兼ねて出張することを申し合わせた。横浜開港資料館・横浜都市発展記念館の協力をえて、そうした趣旨の第3回研究会を11月に開催することができた。14日に伊藤泉美氏より横浜の開港に関する報告、岡田直氏より横浜の都市形成に関する報告を得、とくに西洋資本主義と都市形成・都市発展との関連に対する理解を深めた。2005年1月には河村貞枝と渡邉伸を中心に第4回研究会を開催し、第3回研究会では手薄だったヨーロッパ史の文脈から、外交・経済・政治の専門的知識の提供をうけることにし、伊藤宏二氏より三十年戦争期のヨーロッパ国際政治について、本田毅彦氏より戦間期イギリスの政治構造について報告を得、また川分圭子より在外研究の報告とあわせ、18世紀のイギリスの大西洋貿易についての報告を得た。2月には渡辺信一郎・上田純一を中心に、東アジア国際政治に関する第5回研究会を開催し、岡本隆司より在外研究の報告とあわせ、民国期中国外交に関する報告を得、小林啓治がこれに対するコメントをくわえた。
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Research Products
(7 results)