2004 Fiscal Year Annual Research Report
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14330034
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| Research Institution | SHIZUOKA UNIVERSITY |
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Principal Investigator |
伊東 暁人 静岡大学, 人文学部, 助教授 (40242755)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
土居 英二 静岡大学, 人文学部, 教授 (30126784)
影山 喜一 静岡県立大学, 経営情報学部, 教授 (80096396)
渡部 和雄 静岡県立大学, 経営情報学部, 教授 (90244532)
尹 大榮 静岡県立大学, 経営情報学部, 助教授 (30258305)
田口 敏行 静岡産業大学, 国際経営学部, 助教授 (10259301)
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| Keywords | 経営戦略 / 構造改革 / 地方企業 / 静岡 / 中小企業 / 科学技術政策 / ナノテク / 戦略的提携 |
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| Research Abstract |
本年度は3か年度にわたる研究計画の最終年度にあたる。そのため、基本的には、昨年度まで過去2年間の各種調査をとりまとめるとともに、必要に応じて追加的な調査を実施することで不十分と思われる部分を補完することを実施した。最後に、研究全体を「最終報告書」としてとりまとめた。具体的には、
1.前年度までに引き続き、各チームを基本に産業構造の変化を明らかにする各種統計データの収集を行ない、分析の基礎データをアップデートした。
2.前年度までに引き続き、戦略分析のために選定した個別企業や業界団体を対象として事例研究をを実施した。
3.前年度に実施したアンケート調査のデータの詳細な分析をすすめた。
4.各チームごとの作業をとりまとめるとともに、その結果について関連する研究者のサーベイをうけた。
5.各チームや分担者ごとに作成した研究論文・報告を「最終報告書」としてとりまとめた。
今回の研究を通じ、1.地方企業では消極的ながらも構造改革を肯定的に受け止めている傾向がみられる、2.地方であっても先端科学技術を活かした研究開発型産業集積やベンチャー企業創出の可能性が確認できる、3.変化に対応した戦略的提携の重要性が増している、4.イタリア、韓国などの国々でも構造改革と地方企業の関係は共通した課題が見られ諸外国の事例を研究することも重要である、5.今後、NPOなど非営利の組織体と地方経済・企業との関係分析も重要になってきている、といったことが明らかになり、現在進行形で展開されている構造改革と地方企業の経営実態、ならびに経営戦略について、不十分な点はありつつも、いくつかの点で興味深い事実が解明できたのではないかと思われる。しかし、この課題に関する調査研究はまだ始まったばかりであり、状況も時々刻々と変化しているので、今後の研究によってさらに深めていくこととしたい。
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