2004 Fiscal Year Annual Research Report
Web技術を活用したグリーンビルディング設計支援システムの開発に関する研究
Project/Area Number |
14350326
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Research Institution | KYUSHU UNIVERSITY |
Principal Investigator |
竹下 輝和 九州大学, 大学院・人間環境学研究院, 教授 (30112303)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
池添 昌幸 九州大学, 大学院・人間環境学研究院, 助手 (90304849)
鶴崎 直樹 九州大学, 大学院・人間環境学研究院, 助手 (20264096)
荒屋 亮 (有)環境GIS研究所, 取締役(研究職)
秋元 一秀 崇城大学, 工学部, 助教授 (90299660)
中村 孝至 都城工業高等専門学校, 建築学科, 助教授 (10207889)
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Keywords | グリーンビルディング / 設計ガイドライン / プレデザイン / 環境負荷低減技術 / ナレッジマネージメント |
Research Abstract |
1.1998年に日本の旧建設省によって開発されたグリーン庁舎計画指針とアメリカ合衆国のLEED^<TM>の評価実例を対象として評価結果及び設計プロセスを分析し、その効果を検証した。技術導入評価型であるグリーン庁舎では、2004年までの26施設の評価シートを入手し比較した結果、建築規模及び地域特性に基づき導入技術の選択が収れん化する傾向にあり、また設計者個人の主観判断によって評価結果に差異が生じていた。環境性能評価型であるLEED^<TM>では、客観的な第3者評価が実施されているが、それを証明するための文書作成に大きな労力を要しており、LEED^<TM>に精通した専門家の参画が不可欠となっていた。以上の知見より、Webを活用したグリーンビルディング設計支援システムでは、(1)技術導入効果の客観的評価、(2)評価プロセスの簡略化、以上の2つの点で有効であることを確認した。 2.設計事務所において積極的に環境負荷低減に取り組んだ事例について、その設計プロセスを設計者へのインタビユーによって把握し、導入技術の条件と効果の関係を整理した。これをナレッジと位置づけ、環境負荷低減技術の導入効果の評価に反映させる評価手法を構築した。 3.最終的な開発目標であるグリーンビルディング設計支援システムのシステムデザインを構築した。具体的には、(1)建築特性及び導入技術の入力、(2)環境負荷低減技術の総合的評価(グリーン度評価)、(3)技術導入による定量的効果に区分される。また、サブシステムとして、緑地環境評価と未利用エネルギーポテンシャル評価からなる敷地環境評価システムを構築した。これらの入出力情報をWeb上で操作できるシステムテザインとインターフェイスを試験的に開発した。
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Research Products
(6 results)