2005 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
14370141
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Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
永谷 照男 名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 助教授 (40144018)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
徳留 信寛 名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 教授 (00037441)
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Keywords | 職業 / 交替勤務 / 勤務時間 / 週休日数 / インスリン抵抗性 / 糖尿病 / 血清指標 / 疫学 |
Research Abstract |
当初の研究計画に従い、 1初年〜3年目のデータ収集に引き続いて、今年度は最終年=4年目の追跡データの収集に努めた。これまでのところ、男性18,066名からデータを取得した。このうち、初年度(baseline data:男性22,128名)と同一者は14,038名であった。これらのデータを昨年までのデータベースに追加、修正しつつある。収集データは、これまでと同様に、問診票、検査成績からインスリン抵抗性症候群の評価に必要な指標(現病・既往歴、血圧、血糖値、血清中性脂肪、血清HDL-コレステロール)やその交絡因子と考えられる指標(年齢、身体特性、生活習慣、血液検査値など)、および、調査研究の主目的のための職業関連因子(職種、勤務時間、週休数、交替勤務など)である。データ収集がほぼ終了したため、4年間の追跡調査としてのデータ処理を開始しつつある。 2健診受診者の過去データを用いて実施した、Type-2糖尿病(DM)=空腹時高血糖(126mg/dl以上)の新規発症に関する12年間の追跡研究結果から、(1)Body mass index(BMI, kg/m^2)は非肥満領域(25.0未満)であってもその増加がDM発症の危険因子であることをDiabetic Medicine誌に発表した。(2)現業系の職種別DM発症の観察から、警察・消防職は一般事務職や他の現業職に比しBMIが大きく、DM発症率が高いことをAm J Industrial Medicine誌に発表した。(3)事務系の職種別DM発症の観察から、営業・販売職従事者が他の職種(技術・専門職、一般事務職、管理職)に比し、他の危険因子を補正してもなおDM発症率の高いことをDiabetes Res Clin Pract誌に掲載予定である。 付 この研究は名古屋市立大学の倫理委員会の承認を得ております。また、データ収集にあたっては当該医療機関の協力を得ながら、健診受診者のプライバシーに充分配慮し、データ処理では匿名化を行い、個人を特定できる情報は使用しておりません。
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Research Products
(4 results)