2005 Fiscal Year Annual Research Report
「環境工学系専門日本語」教育システム構築に関する研究
Project/Area Number |
14380118
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Research Institution | The University of Kitakyushu |
Principal Investigator |
水本 光美 北九州市立大学, 国際環境工学部, 助教授 (80326462)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
池田 隆介 北九州市立大学, 国際環境工学部, 助教授 (60347672)
平山 義則 北九州市立大学, 国際環境工学部, 教授 (40253504)
福田 展淳 北九州市立大学, 国際環境工学部, 助教授 (00267478)
李 丞祐 北九州市立大学, 国際環境工学部, 講師 (60326460)
孫 連明 北九州市立大学, 国際環境工学部, 助教授 (60343430)
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Keywords | 環境工学 / 専門分野 / 基礎専門語 / 純粋専門語 / 語彙リスト / マルチリンガル化 / マルチメデイア化 / 漢字自習web教材 |
Research Abstract |
17年度は本研究の最終年度にもあたり、過去3年間の問題点解決を図りつつ次の3点に研究目的の焦点を合わせた。 (1)「基礎専門語」(学部留学生が大学入学時に欠如していると考えられる語彙)のリストに基づくマルチメディア自習教材製作とそのweb化を増強し、音声を付加することにより発音練習を可能にすること。 (2)「純粋専門日本語」(学部生が大学入学後に各専門分野において習得されるべき語彙)の語彙リストの妥当性の検証と音声の付加により発音練習を可能にすること。 (3) (1)(2)すべての単語の自習学習webページを完成すること。 本年度実施した研究過程は以下の通りである。 1.「基礎専門語」教材:(1)アニメの総数を130へと増加(2)すべての単語に音声を付加(3)単語1300の漢字自習教材を作成(4)すべてに音声練習機能付加 2.「純粋専門語」リスト:(1)学科による単語数のばらつきの調整(化学415、機械395、情報522、空間507)(2)4分野(化学、機械、情報、空間)別の関連語リスト作成(3)目で見たほうが理解がはやい単語にvisual materials(イラスト、写真)を付加(情報15、建築20)(4)すべての単語に音声付加 3. 1.2.ともに、(1)すべてweb化、および(2)検索機能の補強をした。 4. 1.の漢字自習教材の成果確認実験: (1)web教材を利用し漢字を覚えた学習者のほうが、通常の紙教材使用者より漢字記憶において有効であることが証明された。 (2)web教材のほうが学習意欲をより喚起させる効果があることが被験者のアンケート調査より判明した。 今年度の目標のうち、実際にこのweb教材を学習者に一定期間使用させ、プログラムの利便性、コシテンツの有効性を全体的に検証するところまでには至らなかったが、H18年度に自校留学生(新入生)に1学期間実際に使用させ実証実験を実施した後、web公開する計画である。
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Research Products
(1 results)