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2002 Fiscal Year Annual Research Report

パプアニューギニア、セピック丘陵地域における開発的介入とその現地社会への影響

Research Project

Project/Area Number 14401016
Research InstitutionChukyo University

Principal Investigator

斉藤 尚文  中京大学, 社会学部, 教授 (10170523)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 豊田 由貴夫  立教大学, 文学部, 教授 (20197974)
川崎 一平  人間環境大学, 人間環境学部, 教授 (10259377)
熊谷 圭知  お茶の水大学, 文教学部, 助教授 (80153344)
Keywords文化人類学 / 開発 / パプアニューギニア / セピック
Research Abstract

研究代表者の斉藤と研究分担者の熊谷そして、2名の研究協力者(本田・新本)が2002年7月から9月にかけて、パプアニューギニア国東セピック州で、フィールドワークを実施した。各調査者の調査地、調査項目、および調査成果の概要は、以下のとおり。
斉藤
調査地:ウエワクおよひマプリク
調査項目:演劇による啓発活動や識字教育に取り組むNGO
調査成果の概要:政府機関や国際NGOの支援を受けて、ローカルNGOが活発に事業を展開している。しかし、政府の識字教育の転換によって各地に根付いた識字教育事業が打撃を受けたり、ローカルNGOの優秀な人材があらたに進出した国際NGOに引き抜かれるなど、開発に関わる諸機関の連携には問題も少なくない。
熊谷
調査地:ポートモレスビー、ウエワクおよびクラインビット
調査項目:開発政策、人工動態、開発意識
調査成果の概要:2001年末に都市部で警察官として働いていた村出身者が村長に就任した。新村長は自立した持続的な発展を目指している。外部依存的であったこれまでの高地周辺部の開発観とはおおきく異なっており、今後の動向が注目される.
本田
調査地:ウエワク、クラインビットおよびヌク
調査項目:観光の村生活への影響
調査成果の概要:観光がクラインビット村の生活にいっそうおおきな影響を与えるようになり、「伝統文化」のシンボルでもあった精霊堂が倒され、その支柱が売却されようとしている。
新本
調査地:ウエワクおよひマプリク
調査項目:ローカバレ・マーケットにおける商業活動、網袋の製作と形態
調査成果の概要:日常生活に不可欠なだけでなく、観光客のみやげ物などとして商品化もされている網袋の種類・用途・製法などを調べた。網袋にはさまざまな模様が編みこまれており、ひとびとは模様を見れば、それがどの村、あるいはどの地域のものかがわかる。さまざまな編み方と模様はひとびとの交流の歴史を映し出している。

URL: 

Published: 2004-04-07   Modified: 2016-04-21  

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