2002 Fiscal Year Annual Research Report
合衆国ロー・スクールの教育と学生の法意識展開に関する調査研究
Project/Area Number |
14402005
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
加藤 雅信 名古屋大学, 大学院・法学研究科, 教授 (70009819)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
菅原 郁夫 名古屋大学, 大学院・法学研究科, 教授 (90162859)
河合 幹雄 桐蔭横浜大学, 法学部, 助教授 (40257423)
太田 勝造 東京大学, 大学院・法学政治学研究科, 教授 (40152136)
藤本 亮 活水女子短期大学, 生活学科, 助教授 (80300474)
野口 裕之 名古屋大学, 大学院・教育発達科学研究科, 教授 (60114815)
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Keywords | ロー・スクール / 職業選好意識 / 法意識 |
Research Abstract |
この調査研究はロー・スクール学生が履修途上でどのように職業選好意識を変化させているのかを経験的にさぐるものであるので、そのためパネル調査として設計された。当初の計画では2002年9月、2003年1月と9月の三次にわたる調査を実施する予定であった。調査準備は順調に進み、調査対象大学としてジョージワシントン大学ロー・スクールを選定し、調査実施を同大学社会調査センターに委託した。近時の調査にかかわる倫理基準の強化に伴い、調査の許諾を同大学調査倫理委員会から得るのに時問がかかり、10月時点で調査計画を二次に変更し、入学前の進路希望は1月調査において回顧的に尋ねることとした。調査は質問紙形式で50の質問(フェイス・シート項目含む)で構成され、電子メールとウェブを用いてオンラインで実施された。データはSPSSフォーマットの形で2月に納品された。在学生すべて、すなわち600人に調査依頼を行い、243ケースの有効サンプルを得た。この有効サンプルに対する第二次調査(2003年9月)を待って調査計画は完結する。この第一次調査結果自体たいへん興味深いものであるので、その結果のみの紹介を第二次調査を待たずに早急に行う予定で、研究代表者ならびに研究分担者の間で検討を重ねているところである。また、調査許諾にかかわる経緯もわが国での今後の社会調査のあり方を考える上で重要な示唆を与えてくれるので、社会調査(特に学生対象)における調査者の倫理と被験者の権利という観点からの論稿発表の準備のため、調査委託機関担当者と連絡を取っている。総じて、三次にわたる調査計画が二次の調査計画に変更された以外、きわめて順調に研究が進んでいるといえる。
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