2002 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
14402049
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Research Institution | Daito Bunka University |
Principal Investigator |
中本 博皓 大東文化大学, 環境創造学部, 教授 (00049272)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
北澤 恒人 大東文化大学, 環境創造学部, 助教授 (60338605)
冨田 祐一 大東文化大学, 環境創造学部, 教授 (70227627)
川村 千鶴子 大東文化大学, 環境創造学部, 助教授 (50338604)
山口 由二 大東文化大学, 環境創造学部, 助教授 (40281597)
福島 斉 大東文化大学, 環境創造学部, 助教授 (70338606)
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Keywords | グローバル化と廃棄物管理 / 温暖化と海面上昇 / パシフィックウエイと国際協力 / 自然災害とサイクロン / MIRAB / 車社会と廃車処理 / 健康と医療 / 都市化と人口移動 |
Research Abstract |
共同研究者8名は、この研究グループを「パシフィック・ウエイ研究会」と名付け、関係者を招いて頻繁に研究会を開催した。研究目的に対しては太平洋島嶼国政府の深い理解を得ることができた。平成14年夏、第1回の現地調査として5名が、トンガ王国、サモア、フィジー共和国にそれぞれ赴いた。各省庁、大学や職業訓練学校など高等教育機関、新聞社などマスコミ関係、NGO団体、自動車輸入会社など民間企業、医療機関、教会など宗教施設、JICA事務所、環境専門機関、ゴミ捨て場など隈なく訪問した。研究者の専門と研究目的に沿って、定性、定量的調査を行った。近年、海外からの送金で、暮らし振りは向上しているかのように見受けられるが、車社会と食生活の変化などから健康の悪化と医療の立ち遅れやゴミ問題など自然環境の悪化が際立っている。またグローバル化によって家庭内では多岐に渡る困難な問題を抱えている場合が多い。政策担当者や大学・高校の教員を初めとして多様な階層の人々と環境問題への対策を話し合う機会を持つことができた。SPREP(南太平洋地域環境計画)と政府の統計資料からも実態を分析し、グローバル化と廃棄物処理など環境負荷の関係を分析した。島嶼国の特殊性を考慮しながら、今後、先進国が具体的にどのような協力が可能かを調査研究した。 1.環境創造学部ワークショップにて口頭での研究発表(2002年10月) 2.環境創造学会第1回講演会(2003年3月8日)において研究発表 3.学会誌「環境創造」第3号、第4号において調査報告と研究発表(トンガの人口移動、健康問題、廃棄物処理の現状と課題、廃車問題をまとめて発表した。)
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Research Products
(5 results)
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[Publications] 福島 斉: "トンガ研究旅行における感想と医療関係について"学会誌『環境創造』Vol.1,No.3. 第3号. 113-117 (2002)
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[Publications] 川村 千鶴子: "トンガ王国とサモア独立国を訪問して"学会誌『環境創造』Vol.1. 第3号. 91-112 (2002)
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[Publications] 中本 博皓: "トンガ王国の人口に関する若干の研究"学会誌『環境創造』Vol.1. 第4. 37-61 (2003)
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[Publications] 北澤 恒人: "トンガにおける廃棄物管理の現状"学会誌『環境創造』Vol.1. 第4号. 63-74 (2003)
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[Publications] 川村 千鶴子: "トンガを日本製自動車の墓場にしないために"学会誌『環境創造』Vol.1. 第4号. 75-93 (2003)