2002 Fiscal Year Annual Research Report
カレリア地方産出鉱石シュンガイト中のフラーレン成因調査
Project/Area Number |
14404013
|
Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
田中 一義 京都大学, 工学研究科, 教授 (90155119)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉田 孝紀 信州大学, 理学部, 助教授 (00303446)
千々和 一豊 山口大学, 教育学部, 助教授 (50217238)
大澤 映二 (有)ナノ炭素研究所, 基礎研究部門, 研究員 (40001763)
伊藤 彰浩 京都大学, 工学研究科, 助手 (90293901)
横尾 俊信 京都大学, 化学研究所, 教授 (90158353)
|
Keywords | シュンガイト鉱物 / フラーレン / 炭素物質 / 水熱処理反応 / 弱衝撃加熱 / ロシア連邦 / カレリア共和国 |
Research Abstract |
平成14年度には、まず現地であるロシア連邦カレリア共和国のオネガ湖北岸領域一帯のシュンガイト鉱石産出地の分布チェックを綿密に行い、産出地数カ所の選定を予め行った。その結果、下記5ケ所の採鉱場(deposit)を選定し、調査隊を編成して現地におけるシュンガイト鉱石試料の採取を行なった。 (1)Zazjogino deposit:北緯62度28'32" 東経35度18'06" (2)Maksovo deposit:北緯62度29'04" 東経35度18'49" (3)Tetjugino deposit:北緯62度29'44" 東経35度17'28" (4)Shunga deposit 1:北緯62度35'35" 東経34度55'36" (5)Shunga deposit 2:北緯62度35'35" 東経34度55'35" さらに産出地を含む地域一帯の地質を解析した。このために海外共同研究者として加えた、ロシア科学アカデミー・カレリア研究センター・地質学研究所の研究者の協力も得た。日本に持ちかえった試料に対して、現在、研究代表者及び各研究分担者の役割分担に応じて、フラーレン系炭素や非晶質炭素の含有状況、含有される金属成分の同定、及び炭素物質を含む堆積岩全般の調査の含有状況の観察・測定が進行中である。
|
Research Products
(1 results)