2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
14510603
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Research Institution | Hitotsubashi University |
Principal Investigator |
中島 由美 一橋大学, 大学院・社会学研究科, 教授 (20155732)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
坂内 徳明 一橋大学, 大学院・言語社会研究科, 教授 (00126369)
佐藤 昭裕 京都大学, 大学院・文学研究科, 教授 (50135498)
沼野 充義 東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 教授 (40180690)
望月 哲男 北海道大学, スラブ研究センター, 教授 (90166330)
伊東 一郎 早稲田大学, 文学部, 教授 (60151495)
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Keywords | スラヴ言語学 / ロシア・東欧諸語研究 / ロシア・東欧文学研究 / スラヴ民族文化研究 / 国際スラヴィスト会議 |
Research Abstract |
平成16年度の研究事業は以下の3項目に従って進められた。 1.最近5年間の我国スラヴ研究文献目録の刊行2.左記文献目録のWeb上での公開3.2008年国際スラヴィスト会議に向けての国内研究組織、及び海外連携ネツトワークの整備 (1)1989年より5年ごとに刊行されてきた文献目録は、本研究が引き継ぎ最終年度に公表すべき重要業務であり、初年度より各研究グループごとに調査が進められていた。平成16年度はデータ拡充の為、7月に我国スラヴ研究者約150名に対しアンケートを実施、9月までに約8割から回答を得た。各研究分担者が、専門的に関わるスラヴ諸国での研究動向に注意しつつ各業績の評価・検討を行い、12月初めにグループごとの結論を得た。中島と佐藤がこれを集約し、1月半ばに最終稿を決定、研究補助者の協力を得て編集作業を開始し、2月末に「文献目録・日本におけるスラヴ語学文学研究1999-2003」を完成した。(2)上記編集作業に際し若干の問題点が明らかになり、本データのWeb上での公開については尚慎重に検討すべきとの結論を得た。問題点の主たるものは、多様化した我国スラヴ研究成果の分類に関するもので、Web上での公開に際して必要不可欠となる検索システムの充実を図る為、印刷刊行を優先させてデータの確定を行い、それを基に1年後の完成を目途にシステム構築研究を続けることになった。(3)次回国際スラヴィスト会議への準備は、開催国を含むスラヴ諸国とのネットワーク強化から開始した。研究報告候補者については、上記データベースを活用し、各研究グループごとの検討を行った。本研究組織の指導を受けた次世代研究者が、スラヴ諸国で研究教育活動に従事するケースが増え、新しい研究ネットワークの確立をみた。本研究組織が指導力を発揮した成果として、新しい共同研究等による関係強化が可能となった。
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Research Products
(13 results)