2003 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
14550595
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Research Institution | Nihon University |
Principal Investigator |
川西 利昌 日本大学, 理工学部, 教授 (60060034)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小林 昭男 日本大学, 理工学部, 助教授 (80318360)
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Keywords | 紫外線 / 天空 / 輝度 / 分布 / 測定 / 放射 / 太陽 |
Research Abstract |
平成15年度の研究実施 (1)天空紫外放射輝度分布の測定概要 平成14年度に天空放射輝度測定装置を製作した。天空紫外放射輝度と全天空紫外放射照度の測定には、英弘精機製全天紫外放射輝度分布計MS301LRを使用した。天空紫外放射輝度の測定には、受光部に開口角11度の遮蔽筒を取り付け、立体角0.0433srの限定された部分の天空紫外放射輝度のみを測定可能とした。支持台は、水平方向に360度、鉛直方向には水平を0度として+90度から-90度まで回転し設定した角度で測定可能とした。平成15年度は本装置を使用し千葉県船橋市、守谷海岸などで測定を実施した。 (2)測定の実施 天空紫外放射輝度分布は、CIEのIDMPのガイドにおける天空輝度分布の測定法に準じて測定した。天空を145分割し、測定点は、鉛直方向については水平を0度、天頂を90度として、6、18、30、42、54、66、78度に位置し、水平方向は南を中心として各高度ごとにそれぞれ30、30、24、24、18、12、6等分した点に位置する。それぞれ開口角11度の範囲を測定する。測定地点は北緯35度37分、東経140度03分である。一日の測定は南中時および太陽高度10度毎に行った。各天空要素の天空紫外放射輝度は、天頂紫外放射輝度の値を1とした相対天空紫外放射輝度で表した。測定は千葉県本学船橋校舎、同検見川海岸、同守谷海岸にて実施した。測定結果は太陽方位高度とその周囲に高い紫外放射輝度が見られ、また天頂から地平線までの天空紫外輝度は、散乱の影響で緩やかな減衰が測定された。
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