2003 Fiscal Year Annual Research Report
ゴミ焼却灰中の重金属元素(アンチモンなど)の有効利用
Project/Area Number |
14550745
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Research Institution | KAGOSHIMA NATIONAL COLLEGE OF TECHNOLOGY |
Principal Investigator |
前田 滋 鹿児島工業高等専門学校, 校長 (90041566)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大竹 孝明 鹿児島工業高等専門学校, 機械工学科, 教授 (80128339)
岡林 巧 鹿児島工業高等専門学校, 土木工学科, 教授 (40044630)
平田 登基男 鹿児島工業高等専門学校, 土木工学科, 教授 (40038112)
前野 祐二 鹿児島工業高等専門学校, 土木工学科, 助教授 (20190316)
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Keywords | ゴミ焼却灰 / 飛灰 / 重金属 / アンチモン / 粒度分布 / 分級 / EDS / 原子吸光法 |
Research Abstract |
本年度(最終年度)は、前年度の基礎的研究成果を考慮に入れて、次の項目について応用的研究を推進した。 (1)焼却灰の分級調製および成分元素の分析ならびに解析 川辺町清掃センターより採取したダイオキシン化学処理後の焼却灰を、篩振とう機で分級し、分給された焼却灰の粒径分布および平均径を、レーザー回折式粒度分布測定装置で測定した。各粒径の焼却灰の表面状態および重金属含有量(濃度)をEDS(エネルギー分散型X線分析装置)で分析した。さらに、難溶性アンチモンの定量法および生体資料中のアンチモン濃度の定量法についても検討した。(大竹、前田、岡林) (2)抽出などによる重金属の回収操作および分離システムの検討 前年度検討した各粒径の焼却灰中の重金属(アンチモンなど)を回収するため、キャリヤーを含む溶媒による抽出操作をはじめ各種の分離操作を検討した。最も効率のよい分離条件および粒径(重金属の含有率)による回収率の影響などを調べた。これらの検討結果を基に、最も効率のよい分離システムを構築について検討した。(大竹、前野、平田) (3)総括 以上の一連の研究成果を、各分担課題ごとにまとめるとともに、総合的にまとめ公表した。(全員)
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Research Products
(1 results)