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2002 Fiscal Year Annual Research Report

循環型地域社会形成を担保する地域システムの構築に関する研究

Research Project

Project/Area Number 14560194
Research InstitutionUtsunomiya University

Principal Investigator

冨田 正彦  宇都宮大学, 農学部, 教授 (60074051)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 福村 一成  宇都宮大学, 農学部, 講師 (50312864)
岩渕 和則  宇都宮大学, 農学部, 助教授 (00193764)
水谷 正一  宇都宮大学, 農学部, 教授 (70093143)
平井 英明  宇都宮大学, 農学部, 助教授 (20208804)
Keywords循環型社会 / 持続可能社会 / 地域システム / 有機物収支 / コンポスト化
Research Abstract

本研究は、有機廃棄物や未利用生物資源を利用可能な形に変換して農林生産に利用することでこの転換を実現してゆく要として、生物系廃棄物・未利用資源の循環的利用"地域システム"を、栃木県を事例地域として追究、すなわち、○栃木県の土地利用現況から市町村を単位として有機物収支と態様を把握・整理し、○諸コンポスト施設の能力と、農地へのコンポスト施用量を所要の実験で把握した上で、○それらに依拠したシミュレーションによって生物資源循環地域システムを構築し、この地域システムの動作評価から帰納して現状の改善点・方向を導出し、これを一般化する方法で「循環型地域モデル」の構造を把握するものであり、研究初年度の平成14年度は、まず栃木県北部で大量に発生する畜産糞尿をコンポスト化と、土壌有機物不足に悩む県南麦作地帯でのその有効利用は、搬送途上での都市生ゴミとの合併コンポスト化を中核施設とする県域スケールの有機物循環地域システムの存在して初めて可能になる、との作業仮説を、土地利用状況を踏まえた市町村単位の有機物廃棄物発生量と、潜在的有機物需要量を調査分析し、その収支をバランスさせる有機物循環ネットワークを広域システムとして設計する諸元を把握した。この結果、コンポスト化のみでの収支バランスは不可能で、飼料化とエネルギー利用を組み合わせる必要のあることが明らかになった。並行して、地域間の有機物収支分析を踏まえた合併コンポスト化施設と循環地域システムの各構造の、施設工学的、環境経済学的および農村計画学的検討のための基礎データを収集整理した、そして、それらを演繹して循環型地域モデルの一般構造に迫る考察を研究組織全員討議で深めた。

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Published: 2004-04-06   Modified: 2016-04-21  

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