• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2002 Fiscal Year Annual Research Report

'網内系臓器としての肝'と'肝癌特異性'にもとづく難治性進行肝細胞癌に対する治療

Research Project

Project/Area Number 14571196
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

永野 浩昭  大阪大学, 医学系研究科, 助手 (10294050)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 梅下 浩司  大阪大学, 医学部附属病院, 助手 (60252649)
中森 正二  大阪大学, 医学系研究科, 講師 (70294080)
左近 賢人  大阪大学, 医学系研究科, 助教授 (40170659)
Keywords肝細胞癌 / 門脈内腫瘍栓 / IFN併用化学療法 / IFN受容体 / STAT-phosphoSTAT / TRAIL / TRAIL受容体 / NK細胞
Research Abstract

1.IFN併用化学療法の作用機序の検討
(1)肝細胞癌株(PLC/PRF5、HuH7、HLE、HEPG2)4種をもちいて、IFNや各種抗ガン剤のIFN併用化学療法時、IFN→IFN receptor→JAK kinasp→といった細胞内シグナル伝達物質の発現の多寡や各stepの発現遺伝子について検討した。その結果、IFN併用化学療法の治療効果はIFN受容体を介したシグナルがSTAT-phosphoSTATの活性化の多寡との相関関係があることが明らかになった。
(2)既に確認してきたようにIFN併用化学療法使用時にはTリンパ球表面上のTRAILの発現や腫癌細胞上のTRAIL受容体のmRNAレベル(RT-PCR法)での発現の増強に加えて、今年度は、Flowcytometry法を用いた細胞レベル、Western blot法を用いた蛋白レベルでも確認し得た。さらに、このTRAIL-TRAIL受容体を介したIFN併用化学療法の作用機序については、特に宿主のNK細胞が関与していることが明らかになった。
2.難治性進行肝細胞癌症例に対するIFN併用化学療法の効果予測の検討
本年度も、治療法の選択肢が無くなった進行症例(脈管侵襲陽性症例)に対し、積極的にIFN併用化学療法を施行した。これらの症例において、Preliminaryではあるが、各種臨床国子(AFP、PIVKA-II、OKUDA Score、CLIP Score、IFN受容体の発現)について、多変量解析を施行した。その結果、IFN併用化学療法の治療効果については、IFN受容体発現症例において期待できることが統計学的にも明らかになった。

URL: 

Published: 2004-04-07   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi