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2002 Fiscal Year Annual Research Report

肺癌手術検体よりの初代培養細胞による同所性移植SCIDマウスモデルの作成

Research Project

Project/Area Number 14571269
Research InstitutionThe University of Tokushima

Principal Investigator

門田 康正  徳島大学, 医学部, 教授 (60028628)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 沖津 宏  徳島大学, 医学部附属病院, 助手 (50214036)
先山 正二  徳島大学, 医学部, 助手 (60291986)
近藤 和也  徳島大学, 医学部, 講師 (10263815)
三好 孝典  徳島大学, 医学部附属病院, 助手 (20346612)
Keywords同所移植モデル / 肺癌初代培養 / 抗癌剤感受性試験
Research Abstract

我々の研究室では、肺癌細胞株をSCIDマウスに同所性に移植し、縦隔リンパ節転移を生じるモデルを作成した。今回、肺癌手術検体5例より初代培養を行い、2例は癌細胞を線維芽細胞より分離できた。残り3例は培養途中で、真菌感染1例および線芽細胞の優位な増生2例の為分離できなかった。分離できた2肺癌細胞(FT821細胞:大細胞癌,pT3N2M1とFM205細胞:低分化腺癌,pT4N2MO)をSCIDマウスに同所性移植した。FT821細胞(n=15)は4週目以降には15/15匹(100%)が移植部(左肺内)に腫瘍を形成し、さらに14/15匹(93.3)が縦隔リンパ節に転移していた。顕微鏡的に移植の後4週までに縦隔転移を認め、6週までに肉眼的に転移を認めた。FM205細胞(n=9)は4週目以降には9/9匹(100%)が移植部に腫瘍を形成し、さらに8/9匹(88.9%)が縦隔リンパ節に転移していた。移植後4週までの顕微鏡的に縦隔転移を認め、16週には肉眼的に転移を認めた。SCIDマウスの肺の中の腫瘍の病理学的発見は、患者の外科的に切除された癌と非常に類似しており、いずれの切除材料でも、縦隔リンパ節転移を認めており、我々のモデルでもマウスの縦隔リンパ節転移を認めた。肺に移植された腫瘍サイズは、時間経過により大きくなり、縦隔リンパ節転移の数とそのサイズは増加していった。これらの初代培養細胞のリンパ行性の転移能は、臨床腫瘍のそれと類似していた。

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Published: 2004-04-07   Modified: 2016-04-21  

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