2003 Fiscal Year Annual Research Report
DNAマイクロアレイを用いた前立腺癌のホルモン療法無効予測遺伝子マーカーの同定
Project/Area Number |
14571494
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Research Institution | Gifu University School of Medicine |
Principal Investigator |
江原 英俊 岐阜大学, 医学部附属病院, 講師 (20252132)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
出口 隆 岐阜大学, 医学部, 教授 (40163935)
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Keywords | Insulin like growth factor / IGFBP2 / RT-PCR / prostate neoplasm / thymidylate synthase / dihydropyrimidine dehydrogenase |
Research Abstract |
当教室において樹立したホルモン耐性前立腺癌細胞株(LNCap-N)に対してのDNAマイクロアレイ解析した結果、insulin like growth factor-binding Protein II (IGFBP-2)がホルモン感受性の親株(LNCap)と比較して、LNCap-Nで強く発現していた。そこで我々はこのIGFBP-2および、MDR1、androgen receptor, estrogen receptor (alpha and beta), progesterone receptorについてのリアルタイム定量的RT-PCR用のプライマーを各1組ずつ作製した。さらに、Hybridaization probe法用の1組のプローベをそれぞれ作製し、癌細胞株を用いて、条件設定を行った。 臨床検体でのIGFBP-2 mRNAの測定を実施した。良性前立腺肥大症と癌の比較では、発現量は統計学的上有意差を認めなかった。前立腺癌110例での悪性度、臨床病期との比較では低分化型腺癌が高・中分化型腺癌と比較して発現量が多く、また進行癌が限局癌よりも発現量が多かったが、統計学的な有意差は認めなかった。発現量の多寡による再発率・癌特異的生存率に有意差は認めなかった。 さらに、前立腺癌でのthymidyiate synthaseとdihydropyrimidine dehydrogenaseのmRNA発現量を検討したが、臨床病理学的因子との間に相関は認めなかった。
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Research Products
(1 results)