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2002 Fiscal Year Annual Research Report

受精卵におけるアポトーシス抑制因子の解析、およびその臨床応用

Research Project

Project/Area Number 14571535
Research InstitutionAkita University

Principal Investigator

福田 淳  秋田大学, 医学部, 講師 (80250877)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 田中 俊誠  秋田大学, 医学部, 教授 (40002216)
河村 和弘  秋田大学, 医学部, 助手 (10344756)
Keywords受精卵 / アポトーシス / サバイビン / カスペース / ラット / アンチセンス
Research Abstract

Survivin antisenceを導入したラット受精卵におけるアポトーシス誘導について。
survivinの着床前期胚における細胞分裂に対する役割を明らかにするため、アンチセンスオリゴにて遺伝子発現抑制をおこなった。72時間体外培養胚の形態および核の変化を検討したところ、アンチセンス群では桑実胚から初期胚盤胞で発育が停止し、フラグメンテーションが認められた。また、核は分葉化した巨大な核が認められ、核膜の再融合と細胞分裂の停止が示唆された。更にアポトーシスに与えるsurvivinの機能を検討するため、マウスの2細胞期胚を72時間体外培養し、コントロール、アンチセンス、ミスセンスの各群のアポトーシス発生率をcaspase-3アッセイを用いて検討したところ、アンチセシス群において優位にアポトーシスが誘導された。さらにこのアンチセンスの効果を明確にするため、アポトーシス誘導剤であるスタウロスポリンを正常胚ではアポトーシスを誘導しない程度に希釈し、培養系に添加したところ、アンチセシス群においてほとんどの胚がアポトーシスに至った。
Survivinのアポトーシスについて(caspaseのカスケード)
着床前期胚におけるsurvivinのアポトーシス抑制効果がどのcaspaseを抑制ことによってもたらされているか検討した。各種のcaspaseインヒビターを添加したところ、caspase-1,6,8インヒビターではアポトーシス発生率は減少しなかったが、caspase-3,9インヒビターを添加したところ有意にアポトーシスが抑制された。従って、survivinは着床前期胚においてcaspase-3,9を抑制していることが示唆された。

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Published: 2004-04-07   Modified: 2016-04-21  

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