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2002 Fiscal Year Annual Research Report

要介護高齢者の口腔機能と全身状態の改善のための口腔リハビリテーション法の確立

Research Project

Project/Area Number 14571837
Research InstitutionTokyo Medical and Dental University

Principal Investigator

下山 和弘  東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助教授 (30171010)

Keywords要介護高齢者 / 介護老人福祉施設 / 口腔ケア / 口腔リハビリテーション
Research Abstract

介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)を対象に、要介護高齢者の心身状態、口腔内状態について総合的な評価を行った。初回の調査はベースラインとなるものであり、その後に口腔ケアに関する指導・教育を行い、指導・教育後にも調査を再度行った。得られたデータの比較を行うことにより、口腔ケアに関する指導・教育前後の変化を検討した。
現在調査がなされている要介護高齢者は男性11名(平均年齢78歳)、女性69名(平均年齢87歳)、合計80名である。調査は歯科医師、歯科衛生士、当該介護老人福祉施設の介護スタッフ・看護スタッフにより行われた。なお、本調査は当該介護老人福祉施設の依頼により行われるものであり、十分なインフォームドコンセントのもとに行われた。要介護度については要介護度1が9名、要介護度2が9名、要介護度3が13名、要介護度4が29名、要介護度5が17名、自立が1名であった。
今回は介護スタッフおよび看護スタッフに歯科衛生士が口腔ケアの意義方法について教育・指導を行った。歯科衛生士による教育・指導は当該介護老人福祉施設の半数のスタッフに行い、教育・指導が行われていないスタッフとの相違を検討している。その結果、教育・指導が行われた介護スタッフ・看護スタッフが担当している要介護高齢者の口腔内清掃状況は改善していることがわかった。またベースライン時と比較して口腔ケアに対する要介護高齢者の抵抗や口腔ディスキネジアなどが減少していた。これらの結果は歯科衛生士による教育・指導が要介護高齢者の口腔清掃状況や口腔機能を改善させることができることを示唆するものである。

URL: 

Published: 2004-04-06   Modified: 2016-04-21  

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