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2003 Fiscal Year Annual Research Report

顎関節鏡視下手術後の個人用リハビリテーション器具の開発と臨床応用

Research Project

Project/Area Number 14571929
Research InstitutionOSAKA DENTAL UNIVERSITY

Principal Investigator

覚道 健治  大阪歯科大学, 歯学部, 教授 (30131379)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 有家 巧  大阪歯科大学, 歯学部, 講師 (70184281)
栗田 賢一  愛知学院大学, 歯学部, 教授 (40133483)
Keywordsリハビリテーション / 顎関節 / 関節鏡視下手術 / 開口訓練器具
Research Abstract

顎関節症の治療体系の中で,理学療法の内,開口訓練を主体とするリハビリテーションについては四肢や体幹の関節症の治療体系と比較して整っておらず,市販され,普及している開口訓練器具は,木製のバネ式開口訓練器具(医歯大式)や送気式ゴム製開口訓練器具であり,いずれも急速な一期的他動訓練器具で開口訓練が行われているのが現状であった.わずかに大月らが試作した大型ロボットによる連続型他動訓練装置があるものの,大型であり,すべての患者個人に対応させるにはほど遠く,試作段階に留まっている.リハビリテーションの原則は,いっていのプログラムで個々の患者の病状にあった器具で,連日簡便にどの時間帯でも施行可能なことである.本研究ではパスカルの原理に着目し,水圧のジャッキを応用し,手の把持力を開口訓練器具に伝達させる簡便な器具を開発することを計画した.
昨年度,開口訓練器具(フォーメディクス試作1型)を試作したが,さらに改良を重ねるため,ポリエチレン製水圧ジャッキ部(ポンプ)の圧縮強度試験を行った.試験方法は島津オートグラフAG10KNIを使用し,自作のポンプ挿入筒・試料抑え金具を使用し,圧縮速度を5,10,20mm/minの3種類で,ポンプの水漏れ時までの圧縮力を測定した.結果は,それぞれ,150.0N,397.0N,388.1Nであった.ヒトの咬合力から推測すると十分強度を有していることが判明した.この基礎研究を基に,使いやすさも考慮して改良した開口訓練器具(フォーメディクス試作2型)を開発した.2例の顎関節開放手術患者に従来の送気式ゴム製開口訓練と使用感を比較すると,良好であった.

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 覚道健治 他: "開口訓練器具の基礎検討"日本顎関節学会雑誌. (発表予定).

URL: 

Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

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