2005 Fiscal Year Annual Research Report
広域医療圏拠点病院における看護相談機能,地域連携システム,外来看護教育方法の開発
Project/Area Number |
14572206
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Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
牛込 三和子 群馬大学, 医学部, 教授 (10176654)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
齋藤 やよい 群馬大学, 医学部, 教授 (40242200)
佐々木 馨子 群馬大学, 医学部, 助手 (20334104)
高橋 真紀子 群馬大学, 医学部, 助手 (30361364)
飯田 苗恵 群馬県立県民健康科学大学, 看護学部, 講師 (80272269)
牛久保 美津子 群馬大学, 医学部, 教授 (90213412)
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Keywords | 看護相談 / 外来看護 / 特定機能病院 / 退院支援 / 病院地域連携 / 在宅がん終末期看護 / 在宅中心静脈栄養法 / 神経難病看護 |
Research Abstract |
今年度は地域との連携による支援について調査し、分析した。 1 退院支援事例の分析:訪問看護サービスを導入し、訪問看護提供事業所と連携支援した事例を分析した。2年間で79例、年齢は65歳以上60.8%、小児7.6%、疾患はがん83.5%であった。医療処置管理状態では中心静脈栄養法(IVH)31.7%、がんターミナル期34.2%、在宅酸素療法、気管切開、胃瘻造設、ストマ、創処置などあった。連携した訪問看護提供事業所は32ヶ所、訪問看護主治医は20ヶ所で、県外を含み広域にわたっていた。特定機能病院受診者の特徴を反映しており、多地域の訪問看護提供事業所、医療機関との連携を必要としていた。6事例について詳細に調査分析、特定機能病院看護師の在宅療養支援の機能を検討した。 2 神経難病の外来受診者相談の分析:2年3ヶ月間に神経難病医療専門員(看護師)が支援した受診者43人、相談273件を分析した。対象者は、年齢平均56.7歳、疾患は筋萎縮性側索硬化症(ALS)60.5%、パーキンソン病14.0%、脊髄小脳変性症11.6%などで、相談者は、本人・家族と支援機関職員で、相談は、医療機関変更後も継続されていた。相談内容は、本人・家族は、病気・治療、受療。制度サービス利用など、支援機関職員は支援方法が多く、神経難病医療相談員は助言、情報提供に加えて、保健所や他の支援機関との連携による支援を実施していた。保健所との連携事例について詳細に分析、神経難病における特定機能病院看護職の支援機能の特性を明らかにした。 3 基礎教育における外来看護教育方法:調査の結果、看護の機能拡大が明らかになった。病院看護の地域との連携について、在宅看護学カリキュラムに組み込み、実践者の講義を実施した。学生の関心は高く、在宅看護学実習での学びが深まっている。
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Research Products
(3 results)