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2002 Fiscal Year Annual Research Report

看護系大学における「ファカルティ・ディベロップメント」の課題と展望

Research Project

Project/Area Number 14572230
Research Institution大分医科大学

Principal Investigator

前川 幸子  大分医科大学, 医学部, 講師 (30325724)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 藤岡 完治  京都大学, 高等教育教授システム開発センター, 教授 (90030048)
小幡 光子  大分医科大学, 医学部, 教授 (50264346)
原田 千鶴  大分医科大学, 医学部, 助教授 (80248971)
Keywordsファカルディ・ディベロプメント / 看護教師教育 / 看護教員の成長 / 看護教員のFD観
Research Abstract

1.文献渉猟および検討
ファカルティ・デイベロップメント(以下FD)研究は、教授活動やカリキュラム開発、大学評価等の研究に付随して取り上げられており、FDそのものに焦点をあてている文献は少ない。1)FD研究は、アメリカ・イギリスでは1960年代から始まっており、1970〜1980年代は政府の施策として取り上げられ本格化した。日本では1980年代から始まっている。大学の教育的責任において組織的な教育的取り組みの必要性があるとされながら、授業研究等教員個人のFDが中心であり、組織的な視野から取り組んだFD研究は少ない2)大学の大衆化、専門家による教育の在り方、人口の高齢化・少子化に伴う高等教育におけるFDの必要性がある3)高等教育一般が抱えるFDの課題(ex,価値観の多様化に伴う教師教育)は、看護教育に共通する事項が多く、これらは看護系大学におけるFD構造を探求する手だてになる。
以上から本研究は、教員の実践の場におけるFD、またFDと呼称していないが内容として教員の成長を支えている活動等の現状を把握するために質問紙調査を実施した。
2.概念枠組みの検討
FDは、概ね3つの要素1)大学の役割・特徴2)大学教員の役割・特徴3)授業開発、カリキュラム開発、組織開発が相互に関連し合い構成している。これらは大学教育の固有性を基盤に、教員の職能的・個人的成長、組織としての成長が成立していると考えられる。本研究では、上記の3つの要素に加え看護系大学の役割・特徴、看護系大学教員の役割・特徴、看護学教育の固有性が、以下の観点(1)教員個人の価値観・認識(2)組織的価値観・認識、と関連があると捉えた。
3.質問紙の作成・郵送
要素と個人的観点について看護系大学教員、また要素と組織的観点については看護系大学責任者を対象に質問紙を作成した。プリテスト実施後再検討し、質問紙を郵送した。

URL: 

Published: 2004-04-07   Modified: 2016-04-21  

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