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2002 Fiscal Year Annual Research Report

体験型レジャー活動を通した中山間地域振興の可能性=高知県四万十川流域におけるグリーン・ツーリズムを考える-

Research Project

Project/Area Number 14580041
Research InstitutionKyushu University

Principal Investigator

西村 秀樹  九州大学, 健康科学センター, 教授 (90180645)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 清原 泰治  高知女子大学, 文化学部, 助教授 (00225096)
米谷 正造  川崎医療福祉大学, 健康体育学科, 助教授 (00220765)
Keywordsグリーン・ツーリズム / 自然環境保護 / 相互依存関係 / 感情的呼応関係 / 風景
Research Abstract

本年度は、グリーン・ツーリズムや自然環境保護に関する諸文献を検討しながら、「グリーン・ツーリズムにおける自然環境保護の基本的方向性-人間と自然の関係性から探る-」という論文(「健康科学」25巻)にまとめるとともに、現地四万十川流域の十和村・西土佐村における聞き取り・アンケート調査をおこなった。
論文においては、これまでの自然保護をめぐる論争をふまえるとともに、わが国における人間と自然との関係の伝統的特色を加味しながら、具体的なグリーン・ツーリズム活動に則した自然保護の可能性を考察している。その一つは、地域の自然環境を資源にした生業を通して見えてくるあり方で、豊かな恵みを与えてくれる自然に対して保護をするという立場であり、もう一つは、人間と自然との感情的呼応関係に基づくものであり、自然を文化的・審美的規準に沿って享受される「風景」としてまもる立場である。この両者が統合されること、すなわち感情中立的-感情的あるいは長期的-短期的な欲求性向を統合することによってはじめて、人間と自然との理性面・感性面両面における「共生」関係が成立してくる。こうした観点からのグリーン・ツーリズムの推進が、現地調査にあたっての枠組みとなっているのである。
アンケート調査のデータは、集計を終えているが、考察中である。聞き取り調査の一部は、上記論文のなかに取り入れられている。

URL: 

Published: 2004-04-07   Modified: 2016-04-21  

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