2002 Fiscal Year Annual Research Report
大学保健体育科目の教育評価に関する研究-相互評価方法の検討を中心に-
Project/Area Number |
14580054
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Research Institution | Mejiro University |
Principal Investigator |
奈良 雅之 目白大学, 人間社会学部, 助教授 (00198384)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
枝村 亮一 国士舘大学, 文学部, 教授 (60095685)
杉山 進 お茶の水女子大学, 文教育学部, 助教授 (30111438)
小林 勝法 文教大学, 国際学部, 教授 (70225499)
山田 茂 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助教授 (50092367)
関 一誠 早稲田大学, 人間科学部, 教授 (80063791)
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Keywords | 大学保健体育 / 教育評価 / 第三者評価 / ファカルティ・ディベロップメント / 自己点検・評価 |
Research Abstract |
大学保健体育科目に関する実用性の高い「多元的評価システム」を構築することを研究の目的として、研究計画にしたがい研究活動を遂行したところ、以下の成果が得られた。 1)国内資料収集の実施 研究分担者全員により白書や自己点検・評価結果報告書の提供依頼を行ったところ、42大学から協力をえた。 2)海外資料収集の実施 奈良・小林の2名が、米国ウェスト・バージニア州を訪問し、州教育局及び現地の3大学を中心にインタビューを実施して、第三者評価やファカルティ・ディベロップメントに関する資料を得た。 3)自己点検・評価に関する実施状況の調査 山田が中心となり500大学を対象に自己点検・評価に関する実施状況を調査したところ、95大学から回答を得た。 4)資料の分析 得られた国内外の資料・回答を、担当者ごとに集計・分析した。 5)相互評価要領素案の作成 上記4)の分析結果を参考にして相互評価の項目や視点、方法を明記した相互評価要領素案を討議しながら作成した。 6)相互評価参加校の決定 作成した相互評価要領素案を提示して、保健体育カリキュラムの実験的な相互評価への参加を各大学に呼びかけたところ、予定を上回る18大学から参加同意をえた。 平成15年度は、今年度作成した相互評価要領素案に基づき18大学を対象に大学間の相互評価を実験的に実施し、その分析結果と各大学における教育評価に関する環境の分析結果から「評価システムモデル」を構築する。
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