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2002 Fiscal Year Annual Research Report

学習者の動機づけを促進する個人化学習システムの開発と評価

Research Project

Project/Area Number 14580251
Research InstitutionNational Institute of Multimedia Education

Principal Investigator

望月 要  メディア教育開発センター, 研究開発部, 助教授 (80280543)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 大西 仁  メディア教育開発センター, 研究開発部, 助教授 (40280549)
佐藤 正哉  帝京大学, 文学部, 教授 (10051278)
Keywords正答率制御 / 学習成績 / interspersal / 動機づけ / 英単語学習 / 行動分析学
Research Abstract

本年度は,学習時の正答率を適切に制御し,高い正答率のもとで学習を進めることが習得成績を向上させる効果を,より詳細に実証するために,実験用コンピュータプログラムの新規開発を行なった.本研究では,課題の変化や学習者側の種々の要因による正答率の変化に対応し,常に一定の正答率を持続させることができるような,いわば,正答率を動的に管理できる制御プログラムが必要になる.申請者らが従来用いていた実験システムは,予備実験用に製作した簡易版であるため,正確な正答率の制御が難しく,学習中の正答率を安定して維持するためには,実験者の手作業による介入が必要であった.そこで,本年度は,システムの大幅な改良を行ない,個々の学習者の能力および学習の進行状態に合わせて,完全に自動的に正答率の制御を行なえる学習システムの概念設計と,一部の実装試験を試みた.新しく開発したプログラムでは,(1)課題として提示する問題データベースに,初級・中級・上級の3種類を設け,(2)学習者毎に個別の学習履歴データベースを作成し,各自が経験した全ての問題について誤答・正答を含む詳細な情報を記録し,(3)出題時には,この個人学習履歴データベースを複合的に検索して,提示する問題の難易度(この個人に対す難易度)を微妙に調整することで,確実に正答率を制御し,高正答率下での学習の条件と,低正答率下での学習の条件を正確に作り出すことができるようにした.
本プログラムの性能確認を兼ねた予備実験の結果を見ると,学習中の正答率は,十分に初期のセッションから,実験者が指定した正答率を正確に維持していることが確認でき,正答率を動的に管理するアルゴリズムが所期の性能を発揮していることが実証された.

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Published: 2004-04-07   Modified: 2016-04-21  

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