2008 Fiscal Year Annual Research Report
水と生体分子が織り成す生命現象の化学に関する研究の総括
Project/Area Number |
15076101
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Research Institution | National Institutes of Natural Sciences Okazaki Research Facilities |
Principal Investigator |
桑島 邦博 National Institutes of Natural Sciences Okazaki Research Facilities, 岡崎統合バイオサイエンスセンター, 教授 (70091444)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
後藤 祐児 大阪大学, 蛋白質研究所, 教授 (40153770)
寺嶋 正秀 京都大学, 大学院・理学研究科, 教授 (00188674)
片岡 幹雄 奈良先端科学技術大学院大学, 物質創成科学研究科, 教授 (30150254)
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Keywords | 生物物理 / 化学物理 / 生体分子 / 水 / 自己組織化 / 分子認識 / 分子シミュレーション / アミロイド |
Research Abstract |
特定領域研究「水と生体分子が織り成す生命現象の化学」(領域代表:桑島邦博)は、「分子レベルの生命現象を第一原理より化学と物理学の立場から解き明かす」ことを目的として平成15年度から19年度までの5年間実施された。本研究では、この特定領域研究の成果とりまとめを行うことを目的とした。 以下の研究が実施された。 (1)成果とりまとめのための書籍出版特定領域研究の研究成果を書籍(題名:Water and Biomolecules-The Physical Chemistry of Life Phenomena)にまとめた。本研究の研究代表者(桑島)と研究分担者・連携研究者(後藤、平田、寺嶋、片岡)が編集者となり、特定領域研究の計画班班員と5回開催された特定領域研究公開国際シンポジウムの招待講演者の中から執筆者15名を選び、「水と生体分子」を中心テーマとしたモノグラフ・スタイルの英文書籍をSpringer社から出版した。 (2)公開ワークショップの開催上記の書籍執筆者の中から代表的な6名を選び、平成21年3月16日に愛知県岡崎市・岡崎コンファレンスセンターにて"Chemistry of Biological Processes Created by Water and Biomolecules"と題する公開ワークショップを開催した。新学術領域研究「揺らぎと生体機能」との合同シンポジウムとして行った。 研究体制は、研究代表者の桑島と特定領域研究総括班メンバーであった後藤、平田、寺嶋、片岡の4名が研究分担者または連携研究者として加わった。分子科学研究所の平田は、研究分担者と同等の責務を負うが、研究代表者の桑島と実質上同じ研究機関に属するので、研究費の配分は行わず、連携研究者として研究に参画した。
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Research Products
(4 results)