2004 Fiscal Year Annual Research Report
グローバル化時代における「アメリカ化」と「反米主義」の国際的比較研究
Project/Area Number |
15201051
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
古矢 旬 北海道大学, 大学院・法学研究科, 教授 (90091488)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大津留 智恵子 関西大学, 法学部, 教授 (20194219)
久保 文明 東京大学, 大学院・法学政治学研究科, 教授 (00126046)
遠藤 泰生 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (50194048)
林 忠行 北海道大学, スラブ研究センター, 教授 (90156448)
酒井 啓子 アジア経済研究所, 地域研究センター, 参事
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Keywords | アメリカ化 / グローバル化 / 反米主義 / 帝国 / 安全保障 / ナショナリズム / 人種 / 保守主義 |
Research Abstract |
本年度は当初の計画に従い、各研究者はそれぞれの担当地域(アメリカ合衆国、ヨーロッパ、アジア、アメリカ・太平洋)ごとに、資料文献の収集、分析を継続するとともに、分担者一名は現地調査を行った。小グループによるワークショップ、意見交換を継続して開くとともに、アラブ・イスラムの事例をイラク戦争の脈絡から検討すること、これまで日本のアメリカ研究の視野に入ってこなかったアフリカめ事例を検討することを目的として、それぞれ研究分担者の酒井啓子氏、現代アフリカ政治史の専門家遠藤貢氏の報告をいただく二度の全体研究会をもった。 さらに、八月と三月にはそれぞれ"American Conservatism in Historical and Transnational Perspective"と"American Empire, Past and Present"をテーマとして、のべ15人にのぼる外国研究者を招聘し、「人文・社会科学振興プロジェクト研究事業」領域II平和構築へ向けた知の再編、コア研究「「アメリカ研究」の再編」との共催による国際シンポジウムを開催した。これらのシンポジウムでは、「アメリカ」と「アメリカ研究」をめぐる各国のアメリカ研究者、国際政治学者間の意見交換を行うことをとおして、世界における「アメリカ化」と「反米主義」のさまざまな位相に多角的な視座から光を当てることを試みた。とくに3月のシンポジウムは、一般にも公開され、本研究課題に関心をもつ多数の研究者の参加をえて、次年度以降の本研究の展開をうながす成果を挙げることができた。これらの成果を引き継ぎ、今後本研究課題を、いっそう国際的、学際的に展開していく展望が生まれたといえる。 こうした研究会、シンポジウムの成果は、昨年度の成果も含めて、議事録、論文集のかたちで公刊する予定であり、そのための原稿の集約、整理、編集作業を順次進めた。
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Research Products
(46 results)
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[Journal Article] Northeast Asia Japan, South Korea, North Korea, China, and Mongolia, Task Group for Northeast Asia2004
Author(s)
YOSHIDA, Fumikazu
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Journal Title
UNEP CAN (Collaborative Action Network Meeting) Workshop, Bangkok, 21th-22th, November, 2004
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