2006 Fiscal Year Annual Research Report
グローバル化時代における「アメリカ化」と「反米主義」の国際的比較研究
Project/Area Number |
15201051
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
古矢 旬 北海道大学, 大学院法学研究科, 教授 (90091488)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大津留 智恵子 関西大学, 法学部, 教授 (20194219)
久保 文明 東京大学, 大学院法学政治学研究科, 教授 (00126046)
遠藤 泰生 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (50194048)
林 忠行 北海道大学, スラブ研究センター, 教授 (90156448)
酒井 啓子 東京外国語大学, 大学院地域文化研究科, 教授 (40401442)
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Keywords | アメリカ化 / グローバル化 / 反米主義 / デモクラシー / テロとの戦争 / ナショナリズム / 人種 / 宗派対立 |
Research Abstract |
本研究の最終年度にあたる本年度は、過去3年間の活動実績をふまえて、研究成果をとりまとめ、それをふまえて次の研究展開の可能性を探ることを課題とした。 本年度第一回の国際ワークショップは、8月5日札幌市において、反米主義と表裏の関係にあるアメリカ例外論をテーマとして開催された。アメリカ合衆国から招聘した二人の先端的研究者のペーパーを土台として、研究分担者を中心として全国から参加した約30名の若手アメリカ研究者が、活発な討論を行った。 第二回目の国際ワークショップは、3月11、12日の両日東京において、現代アメリカ研究の展開を中心テーマとして開かれた。約30名の参加者は、それぞれ(1)アメリカ研究、(2)アメリカ帝国、(3)アメリカ・ナショナリズムをめぐる3つのセッションにおいて、本研究の中心テーマである反米主義について多面的な討論を展開した。参加者の出身国が、合衆国、オランダ、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、韓国、フィリピン、日本と多岐にわたったことから、各地域、各国家におけるアメリカの影響力と反米主義の歴史と実情を広い視野から比較することができた。海外からの参加者の多くは、これまで本研究が主催してきた数次にわたるシンポジウムに継続的に参加し「反米主義とナショナリズム」に関する論議を協同作業によって煮詰めてきた。こうして現代世界に蔓延する各地の反米主義の起源と展開を可能なかぎり学際的かつ国際的に検討してきた本研究は、国際的な共同研究の一成功例であったと自負している。 このほかに、研究分担者久保は、イギリスを訪れ、日本とは全く異なる視角をもつアメリカ研究の実態を視察した。これを含め、本研究によって蓄積されてきた具体的な成果は成果報告書の内に盛り込む予定である。
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Research Products
(48 results)
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[Journal Article] 概説2006
Author(s)
古矢 旬
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Journal Title
史料で読むアメリカ文化史<5>アメリカ的価値観の変容(古矢旬【編】)(東京大学出版会)
Pages: 1-44
Description
「研究成果報告書概要(和文)」より
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