2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
15203034
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Research Institution | The National Institute for Japanese Language |
Principal Investigator |
島村 直己 独立行政法人国立国語研究所, 日本語教育部門, 主任研究員 (80124189)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
工藤 真由美 大阪大学, 大学院・文学研究科, 教授 (30186415)
柳沢 浩哉 広島大学, 大学院・教育学研究科, 助教授 (40230263)
新名主 健一 鹿児島大学, 教育学部, 教授 (80117514)
上谷 順三郎 鹿児島大学, 教育学部, 助教授 (10233941)
梶村 光郎 琉球大学, 教育学部, 教授 (70255016)
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Keywords | 児童 / 生徒 / 言語能力 / 言語生活 / 作文 / 国語教育 |
Research Abstract |
1.平成15年度に実施した教師アンケートの集計結果を研究成果報告書として刊行した。また,分析結果の一部を全国大学国語教育学会で発表した。この教師アンケートの分析結果については,ほぼ研究メンバー全員で分担し,国立国語研究所報告として刊行する予定である。原稿が間に合えばその第一次原稿を平成17年度に科研費の研究成果報告書として印刷する予定である。2.約5,000人の小中学生の作文の文章量(文字数)について測定し,分析結果を日本教育心理学会で発表した。また,その3分の1の作文について語彙調査を行った。その分析結果は平成17年度に口頭発表する予定である。3.平成15年度に実施した高校生に対する「文章表現のための言語能力テスト」の分析結果を日本教育社会学会で発表した。また,小中学校の国語の学習指導要領の変遷とあわせて,分析結果を研究成果報告書にまとめた。一部予想外の結果が得られたので,新たに2校の高校生に対してフォローアップ調査を行った。その結果は,平成17年度に口頭発表する予定である。4.平成15年度に実施した小中学生に対することば遣いに関する調査の分析結果を日本語学会で発表した。継続して分析を行い,その結果は平成17年度に口頭発表する予定である。5.中学校の漢字教育について考察を行い,その分析結果を日本読書学会で発表した。6.中学校国語教科書の漢字調査を行い,その分析結果を全国大学国語教育学会で発表した。7.毎日新聞2003年及び新潮文庫の100冊の漢字調査を行った。その分析結果については,平成17年度に口頭発表をする予定である。5,6,7とも国立国語研究所報告として刊行を予定している『現代漢字教育研究』のそれぞれ1章とする予定である。8.全国10都道府県42の小中学校の児童・生徒を対象に,言語能力と言語生活を調査項目とする「国語アンケート」を実施した。これは本科研費の中心課題であり,分析結果は平成17年度に研究成果報告書として刊行する予定である。
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